選手と絆を築いたエ軍マドン新監督 カブス捕手との“惜別絵画”が話題に
マドン氏を師と仰ぐカブスのコントレラスが依頼
カブスのウィルソン・コントレラス捕手と、今季限りでカブスの監督を退任して来季よりエンゼルスの指揮を執るジョー・マドン氏が描かれた“惜別絵画”がツイッターなどで公開され、話題を呼んでいる。米スポーツ局「NBCスポーツ・シカゴ」が「ウィルソン・コントレラスがジョー・マドンとの関係の記念に心温まる絵画を依頼」とのタイトルで詳細を伝えている。
記事は「ジョー・マドン監督のカブスでの時間は終わったかもしれないが、シカゴのノース・サイドでの5年間に残した記憶はシカゴのスポーツ史で永遠に語り継がれるだろう」と、マドン氏の功績を称える表現から始まり、コントレラスの思いをこう伝えている。「マドン氏は多くの人間に影響を与えたが、捕手のウィルソン・コントレラス以上にそう感じている人は多くないだろう。マドン監督の指揮下で、彼は球界で最高の若手スラッガーの1人に成長した」と指摘した。
ベネズエラ出身の27歳のコントレラスはマドン監督就任2年目の2016年にメジャー昇格。昨年、今年と2年連続でオールスターに出場するまでに成長した。
記事では「アーティストのオースティン・プラックさんは、2019年シーズン終了後すぐにメンターと生徒の相互への尊敬と愛を示す温かい絵を描くことをコントレラスに依頼されたと明かした」と説明している。
プラックさんは、2人を描いた絵をツイッターに投稿。プラックさんは「新しい絵! 今季最終戦後にウィルソン(コントレラス)に絵を依頼されたんだ。彼にとって、ジョー(マドン)がどれほどの存在だったかは明らかだね」と綴っている。
記事によると、この絵はマドン氏の監督退任が発表された後、コントレラスが自身のインスタグラムに投稿した写真を基に描かれているという。
コントレラスはインスタグラムで「監督のもとでプレーできたことは幸せでした。感謝の気持ちを伝えきれません。僕にとってMLBで最初の監督であり、それは本当に特別なことでした。いただいたアドバイスを忘れません。監督はどこでも忘れられないでしょうが、シカゴの街はいつでも監督のことを愛しています」と綴っている。
指導者と選手の強い絆が一目で分かる、心温まる絵画。マドン氏が、いかに選手に慕われていたのかが分かる一枚だ。