ロングランの祭典・三塁打計測トップ5! キングオブ韋駄天の栄冠は誰の手に?

1位も侍ジャパンのあの選手、好タイムの三塁打は常に次の塁を狙っている証

 栄えあるパ・リーグ三塁打1位のタイムを記録したのは、またしても周東だった。タイムは、なんと10秒55。昨年、チームメイトの牧原大成内野手が1位を獲得した10秒66から、さらに0秒11も縮めてしまった。驚くべき新世代選手である。

 この俊足ぶりに素早く目をつけたのが、日本代表・侍ジャパンの稲葉篤紀監督。11月2日から開催される「第2回 WBSC プレミア12」に出場する侍ジャパンのメンバーとして周東選手を選出した。そのとき、福岡ソフトバンクの熱烈なファンならいざしらず、多くの野球ファンが「え?」と思ったかもしれない。しかし、タイムを見れば一目瞭然。稲葉監督、さすがの慧眼である。

 果たして、世界の舞台で周東選手が恐るべき力を発揮するときはおとずれるか? 勝負を分けるような場面で、1点をもぎとる走塁をみせてくれることを期待したい。

 三塁打というのはそもそも簡単に発生するものではない。外野の深部へ打球を運べる揺るぎない打撃技術と、持ち前の俊足、そして、そこで止まれば安全は確保できる二塁ベースをあえて走り抜ける勇気を常に持っていなければ難しい。その意味で、2年連続ランキング入りを果たし金子侑、源田に対するリスペクトを忘れてはならないと感じている。

 来年は、果たしてどのような顔ぶれが揃うだろうか。スタジアムで打球が外野の間を割り、「三塁打かもしれない」とワクワクする高揚感を想像しただけで、早くも楽しみで仕方がない。

【動画】1位のタイムは驚異のスピード…「三塁到達」スピードランキングがスゴい

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