侍ジャパン今永、新カットボールで先発当確「大事な試合を任せてもらえるように」

オリックスとの練習試合に先発した侍ジャパンのDeNA・今永昇太【写真:Getty Images】
オリックスとの練習試合に先発した侍ジャパンのDeNA・今永昇太【写真:Getty Images】

オリックスとの練習試合で3回2奪三振2安打無失点

 侍ジャパン日本代表の今永昇太投手は26日、オリックスとの練習試合(サンマリンスタジアム宮崎)で先発。最速147キロの直球を武器に3回2奪三振2安打無失点に抑え、11月の「プレミア12」での先発枠入りを当確させた。

 本番へ手応えをつかむ投球だ。レギュラーシーズン中の変化球はスライダー、チェンジアップが主体。それでも、初回1死では西浦をカットボールで二ゴロ。「(カットボールの)変化量が大きくなる」というSSK社製の大会公式球の特性を存分に生かした。「(西浦を二ゴロに打ち取ったカットボールが)1番理想の球。外の真っ直ぐと思って振ったらカットボール。真っ直ぐだと思わせないとダメ」と手応えを口にした。

 エースと期待されていた千賀滉大投手が右肩の違和感を理由に代表を辞退。貴重な先発左腕の好結果に、稲葉監督はプレミア12へ向けて、「頭(先発)でと考えています。もちろん幅広い投球術もっている。色んなシチュエーションでゴロ打たす、三振取るという非常に自分のバリエーションというのも広いし、大きい。今日もいい投球を見せてくれた」と先発として起用する考えを明かした。

 今永は「千賀さんもコンディショニング不良で辞退されましたし、やっぱり大事な試合を任せてもらえるように、小さい実戦から信頼を積み上げていきたいと思うので。次のカナダ戦も僕の中では調整ではなくて、しっかりアピールする投球がしたい」と意気込みを語った。

(Full-Count編集部)

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