鷹・松田宣、最年長の侍ジャパンも“熱男”で牽引「野球以外でもできることはある」
2次合宿地の沖縄入り「チームが勝つために何ができるか」
11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は27日、1次合宿を行なっていた宮崎から2次合宿地の沖縄に入った。この日から日本シリーズに出場していたソフトバンクと巨人の計12選手も合流しメンバー全員が勢揃いした。
全28選手の中で最年長の36歳となるのが、投手では追加招集された巨人の大竹寛投手、そして野手ではソフトバンクの松田宣浩内野手だ。特に松田はそのキャラクターからムードメーカー、チームリーダーとしての役割も期待されている。
ソフトバンクでもチームを引っ張り、3年連続の日本一に導いた“熱男”は出発前の福岡空港で「チームが勝つために何ができるか、立場、役割は分からないですけど、当然、野球で頑張るのが1番ですけど、それ以外でもできることはあるかなと。周りを見ながら頑張りたいかなと思います」と語った。
チームを引っ張る役割は自覚している。「稲葉さんからも呼んでもらう時にそういう感じにも言われていた。それは分かっているんで、しっかり会話をして、みんなで頑張っていきたい。個々の力はあるんで短期でまとまって、爆発できるかだと思うので。しっかり自分の立ち位置考えながらやっていきたい」。年下の選手たちが力を発揮し、侍ジャパンが頂点に立てるように雰囲気作りにも力を注ぐ。
2013年、2017年のWBC、2015年のプレミア12でも代表メンバーに入っていた松田。WBCは2大会連続でベスト4、プレミア12でも3位に終わっており、まだ金メダルを獲得できていない。「まだ1回も(優勝を)取れていないので、そういった意味では責任も感じている」という松田。このプレミア12は来年の東京五輪の前哨戦。チームリーダーとして“熱男”が侍ジャパンを牽引する。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)