俳優目指す甲子園準Vイケメン主将 今でも忘れられない決勝戦のワンシーンとは?
高校野球は「人間的な成長をさせてくれたもの」、今後の夢は「誰かの力になりたい」
――今でも野球をやっているそうですね。SNSの動画には二塁から本塁に立てたバットをノーバウンド送球で当てるというチャレンジ動画がありましたね。
「たまに草野球に呼ばれています。1~2週間に1回くらい助っ人としてです。(高校時代と同じ)3番でショート。楽しいですよ。野球をするのは大好きなので(チャレンジ動画は)休憩中に何かやろうかなと思って。投げ始めて5球か6球目くらいで当たりました。やれる(バットに簡単に命中する)と思いましたね(笑)」
――野球を見に行くことはありますか?
「神宮球場はよく見に行きます。大学のリーグ戦です。同世代で頑張っている選手や知り合いが投げているのを見に行きますね。(甲子園決勝で戦った智弁学園のエース)東洋大の村上(頌樹投手)とか。東京六大学では高松商のチームメートがいます。プロでは九鬼(隆平捕手=ソフトバンク)や、藤嶋(健人投手=中日)が仲良くさせてもらっていますので結果を気にしています。彼らの頑張りは刺激になります」
――野球が今も生かされることはありますか?
「小学校から野球をやってきて、苦しいことはめちゃくちゃありました。あの時からの野球の経験があるから、つらいことも乗り越えられます。野球への感謝をずっと忘れずにやっていきたいと思います。野球を通していろんな人に出会いました。新しい出会いを作ってくれたことに感謝したいと思います」
――米麦さんにとって高校野球とは?
「いろんな人に感謝するという気持ちを教えてくれました。野球を1人でやっているんじゃないぞ、と教えてもらいました。人間的な成長をさせてくれたものですね」
――これからの俳優を目指していく米麦さんの夢は?
「誰かに勇気を与えることのできる、誰かの影響になれるというか米麦のようになりたいと思ってもらえるような人間になりたいです。夢や勇気を与える側になりたいです。誰かの力になりたいです」
プロフィール
米麦圭造(よねばく・けいぞう)1998年9月2日、香川県東かがわ市出身の21歳。180センチ。高松商では2016年の第88回のセンバツ甲子園に出場し、20年ぶりに出場した同校を準優勝に導いた時の主将を務めた。