ナショナルズの逆転世界一はある! MLB公式が示した「望みを持つべき5つの理由」とは

世界一へ負けられないナショナルズ【写真:Getty Images】
世界一へ負けられないナショナルズ【写真:Getty Images】

2016年にはカブスが1勝3敗から3連勝して逆転世界一に輝いている

 アストロズとナショナルズが激突しているワールドシリーズは29日(日本時間30日)にヒューストンのミニッツメイドパークで第6戦を行う。第1、第2戦を本拠地で落としたアストロズが敵地で第3戦から3連勝。2年ぶり2度目の世界一へ王手をかけて本拠地に戻ってきた。MLB公式サイトは「ナショナルズがワールドシリーズ制覇にまだ望みを持つべき5つの理由」とのタイトルで、逆転世界一の可能性があることを伝えている。

1.ローテーションが完璧にセッティングされた
 「マックス・シャーザーが第5戦で投げられなかったのは理想的ではなかったが、もし第7戦に先発できれば、ワールドシリーズの最後の2試合は、彼らにとって最高のローテーションになる。スティーブン・ストラスバーグが第6戦を投げ、シャーザーが第7戦を投げることができればナショナルズにとって完璧な勝利のシナリオとなる」と指摘。シャーザーは首痛の影響で第5戦の先発を回避した。

2.残り試合でコールがマウンドに立つのは1~2イニングのみ
 「コールが第1戦で負けたのには驚いたが、それは異常なことだ。日曜日の夜(第5戦)を見たか? 初めから終わりまで彼は素晴らしかった。しかし、このシリーズでもう彼がマウンドに立つことはないだろう。あっても、第7戦でリリーフとして1~2回を投げるだけだ」と予測。絶対的力を持つアストロズの右腕コールが長いイニングを投げられないのは有利に働くとした。

3.スーパースターがいて、彼らには(雰囲気を良くする)ダンスがある
 「フアン・ソト以外のスーパースター、アンソニー・レンドン、トレイ・ターナー、ハウィー・ケンドリックはこのシリーズで不調だ」と指摘。その上で「何かのきっかけで彼らが打ち出せば、チームの良い雰囲気が戻り、何が起こるか分からない」と、主力打者の奮起が重要であるとした。

4.カブスも3年前に同じような状況であったが、カムバックした。
「2016年カブスは1勝3敗からカムバックした。ナショナルズも不可能ではない」と過去の例を挙げた。カブスはインディアンスとのワールドシリーズで1勝3敗と追い込まれてから3連勝。逆転世界一を達成した。

5.野球とは不可解なもの!
「ナショナルズが最初の2試合をヒューストンで勝ち、アストロズがワシントンで3連勝したことは本当に不思議な出来事だ。野球ではクレイジーなことが起こる」。野球というスポーツは何が起こるか分からない、と論じている。

 果たして結果はどうなるか。崖っぷちに追い込まれたナショナルズの戦いっぷりが注目される。

(Full-Count編集部)

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