西武秋山が海外FA権行使表明、DeNA筒香はポスティングでメジャーへ 29日のFA、ポスティングは?
ヒットーメーカー&長距離砲…日本を代表する外野手2人がメジャー移籍を表明
西武の秋山翔吾外野手が29日、海外FA権を行使してメジャーリーグ挑戦を目指すことを表明した。「第2回 WBSCプレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」の2次合宿地の沖縄・那覇市内で正式にメジャー挑戦の意向を明らかにした。
今季途中の8月20日に海外FA権を取得した秋山はかねてからメジャーへの憧れを持っていた。2016年に結んだ3年契約は昨季が最終年。昨オフには球団から新たな複数年契約を提示されたが、これを固辞。海外FA権の取得を視野に入れ、単年契約を結んでいた。
秋山は横浜創学館高から八戸大(現八戸学院大)を経て、2010年ドラフト3位で西武に入団。ルーキーイヤーでいきなり開幕スタメンで起用されると、110試合に出場。2年目の2012年にはレギュラーに定着し、2013年には全試合に出場した。2015年にはNPB歴代最高となるシーズン216安打を放ち、2017年には首位打者。最多安打のタイトルは2015、17-19年と計4度獲得。2015年から今季までパ・リーグ初となる5年連続フルイニング出場を継続していた。NPB通算打率.301、1405安打、116本塁打、513打点、112盗塁。
DeNAの筒香嘉智外野手は横浜市内のホテルで会見を開き、ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指すと表明した。すでに代理人は前田健太投手やダルビッシュ有投手、八村塁選手と同じ大手代理人事務所の「ワッサーマン」に決定。今後正式なポスティング申請を経て、メジャー移籍に向けての交渉を始める。
和歌山県出身の筒香は、強豪・横浜高に進学。スラッガーとして頭角を現し、高校通算69本塁打の成績を引っさげ、2009年ドラフト1位で横浜(現DeNA)入りした。2010年に1軍デビューを果たすと、5年目の2014年にレギュラー定着。2016年に44本塁打、110打点をマークして2冠王に輝いた。10年目の今季は131試合に出場、打率.272、29本塁打、79打点をマークした。NPB通算打率.285、977安打、205本塁打、613打点の成績を残している。
■パ・リーグ
【西武】
秋山翔吾外野手 海外FA権行使
■セ・リーグ
【DeNA】
筒香嘉智外野手 ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦表明
(Full-Count編集部)