WSの「真の勝者」は辣腕代理人ボラス氏 出場9選手を顧客に抱え、価値が高騰
ボラス氏「PSでの活躍で、選手の価値は更に高くなる」
記事では、ボラス氏が両チームのロースターの内9人の代理人を務めている。その中にはアストロズのホセ・アルトゥーベ内野手や、ナショナルズの21歳のフアン・ソト外野手らも含まれているとし、「この2チームの将来にもの凄く影響力がある」と強調した。
さらに「もしナショナルズがワールドシリーズに来年戻ってきたいなら、彼らにはどうしてもレンドンが必要だ」と指摘。ナショナルズは既に7年総額2億1000万ドル(約228憶9000万円)をレンドンにオファーしたが、ボラス氏は「十分な額ではない」とこの金額に難色を示したという。
記事は再びストラスバーグに言及。ナショナルズは、マックス・シャーザー(ボラス氏のクライアント)とともに先発ローテーションの要として残ってほしいが、4年総額1億ドル(約109億円)が残るナショナルズとの契約に対してオプトアウトするかもしれないとし、「今年オプトアウトしなても、来年する可能性もある」とボラス氏のコメントを添えた。
そして「ストラスバーグもレンドンもポストシーズンの活躍により価値は更に上がっている」と言及。ボラス氏の「とにかく、この冬にとても人気になるだろう。ポストシーズンで活躍して勝ち続けることで彼らの価値は更に高くなる」とのコメントを紹介している。
記事では「ワールドシリーズで何が起きても、ボラス氏はクライアントとともに巨額の富を得ることになるだろう」と締めくくっている。
ワールドシリーズの結果にかかわらず、ボラス氏の顧客は既に選手としての価値を高めた。確かに辣腕ボラス氏が最大の勝者であるようだ。
(Full-Count編集部)