侍J、山口先発のカナダ戦の捕手は巨人小林 稲葉監督「1番分かってる2人」

侍ジャパンの合宿に臨んでいる巨人・小林誠司【写真:Getty Images】
侍ジャパンの合宿に臨んでいる巨人・小林誠司【写真:Getty Images】

先発の山口は2イニングを投げる予定

 野球日本代表「侍ジャパン」は30日、沖縄・那覇市内で練習を行った。11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」を前に31日、11月1日には「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦が行われる。稲葉監督は初戦で先発する山口俊投手に合わせ、小林誠司捕手のスタメンマスクを明言した。

「1番分かっている2人ですからね。投手に負担がかからないようにというところで、1番長く組んでいる2人なので、明日はコバでいきます」

 23日に終了した日本シリーズから中4日で代表合宿に参加した山口と小林。シーズンを通じてコンビを組み、日本シリーズの初戦でもバッテリーで先発した。わずかな練習日数で臨む試合だけに、お互いを知り尽くした2人が適任と判断された。

 この日もブルペンで山口の73球を受けた小林。カナダ戦と「プレミア12」本戦ではNPB公式球よりも小さめの国際大会用に採用されたSSKのボールが使用されることもあり、そのアジャストも課題となっているが「ボールに関しては心配ない、今日もいい投球ができていたと思う」とその仕上がりに納得の様子だ。

 カナダ戦だけでなく、台湾で行われる「プレミア12」のオープニングラウンドではベネズエラ、プエルトリコ、台湾といった力のある外国人打者たちと戦うこととなる。「パワーもスピードもあるし、その辺は考えてやっていきたい」と自らのリードにも意気込みは十分。「とにかく1試合1試合、チームが勝利できるように頑張ります」と意欲を口にした。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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