前田智徳氏が語る「プレミア12」の「難しさ」 世界一への鍵は「2番手投手」
ポイントになるのは先発投手からの継投「間違いなく先発完投で終わることはないので」
過酷なシーズンを戦い抜いた疲労度は選手にしか分からないもの。故障や違和感などによる辞退者が出るのは致し方のないことのよう。春先に行われるワールドベースボールクラシック(WBC)とはまた違ったメンバー選考、調整の難しさがあるのだ。
そんな中で集った28人の侍たち。5日から台湾で行われるオープニングラウンド、日本に舞台を移して行われるスーパーラウンド、そして決勝と優勝を勝ち取るには8試合を戦い抜かなくてはならない。2015年の第1回大会は3位だった侍ジャパン。前田氏が見る戦いの鍵はどこにあるのか。
「やっぱり先発ピッチャーのあとですね。2番手に投げるピッチャー。先発が球数をうまくコントロールして6回、7回まで行けばいいですけど、そういうふうにはいかないので、2番手ですね。先発投手が5回まで投げてくれれば、その後の6、7、8、9回と1イニングずついくのがいいとは思うんですけど。ピッチャーの替え時ですね。間違いなく先発完投で終わることはないので」
前田氏が挙げたのは投手の継投、特に先発投手の後を受ける2番手や、第2先発の投手の起用を挙げた。1つの負けが運命を分ける短期決戦の「プレミア12」。相手に主導権を渡さないためにも、早めの継投、そして思い切った継投が必要になる。前田氏も稲葉監督、そして建山義紀投手コーチの手腕をポイントに挙げていた。
○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月5日(火)午後6時45分~ 開幕戦「日本×ベネズエラ」
11月11日(月)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月13日(水)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月17日(日)「決勝」
(Full-Count編集部)