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【プレミア12】侍ジャパン、6回なぜ前進守備敷かず? 稲葉監督の思惑「1点OK。後半勝負だと」

野球日本代表「侍ジャパン」は5日、台湾・桃園市の桃園国際野球場で「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンドB組初戦ベネズエラ戦を戦い、8-4で大逆転勝利した。6回に一気に3点を奪われて試合をひっくり返されたものの、2点ビハインドの8回に7つの四球と菊池の適時打、鈴木の犠飛などで一気に5点を奪って試合をひっくり返した。

「もちろん大竹を出したのはゴロを打たせるためです。ただ…」

「もちろん大竹を出したのはゴロを打たせるためです。ただあの回で内野を前に出して、間を抜かれて2点取られるのが嫌だった。あそこは1点はOKで、打者をアウトにすることを考えていました」

「プレミア12」で光った存在感 ルーキー甲斐野央が国際大会で得た経験と手応え(侍ジャパン応援特設サイトへ)

「2点差、3点差になると苦しい展開になると思っていました。あそこは1点はOKで、1つずつアウトを取っていこうと。後半勝負だと、あの布陣にしました」

 状況は中盤6回。侍ジャパンには残り4回の攻撃が残されていた。1点差のビハインドであれば、その後の攻撃で跳ね返すチャンスは十分にあるが、複数点の差が開くと状況的には厳しくなる。リスクを冒すよりも確実にアウトを重ねて少ない点差で終盤を迎えることを指揮官として冷静に選択した。

 この回、結果的にはもう1点取られることになったが、2点差で終盤を迎えた。そして、2点差で迎えた8回にベネズエラ救援陣から7四球を選んで一気に6点を奪って試合をひっくり返した。終盤の大逆転勝ちで大事な初戦をモノにした。

「投手も点を取られるのはあること。0点で抑えるというのはなかなか無理。終盤になれば必ずチャンスがあるというのは思ってやっていること。今日のいい結果に繋がったと思います」。試合後、こう振り返った稲葉監督。6回に迫られた決断。不思議に思えた決断には、指揮官としての“勝負勘”が働いていた。

○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月5日(火)午後6時45分~ 開幕戦「日本×ベネズエラ」
11月11日(月)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月13日(水)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月17日(日)「決勝」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

日本通運は侍ジャパンを応援しています。

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