西武、ドラ2浜屋に指名挨拶 端正な顔立ちに潮崎氏も惚れ惚れ「人気が出過ぎないか心配」
浜屋はプロで対戦したい打者にソフトバンク柳田の名前を挙げ「どのくらい通用するのか試してみたい」
西武は6日、横浜市内でドラフト2位で指名した三菱日立パワーシステムズ・浜屋将太投手に指名挨拶を行った。挨拶に訪れた潮崎哲也編成グループディレクターに球団のロゴ入りキャップを手渡された浜屋は「ドラフトにかかった実感がなかったけど、指名挨拶を受けて嬉しい気持ちでいっぱい」とはにかんだ。
浜屋は右打者の内角を正確に突く直球と、カーブ、スライダー、フォークを織り交ぜ、緩急で相手打線を翻弄する左投手。今秋の社会人野球日本選手権ではチームの8強入りに大きく貢献した。「ドラフトにかかった後でプレッシャーはありましたが、チームに貢献したいという思いで精一杯投げました」と胸を張った。
この日、浜屋と初めて顔を合わせた潮崎ディレクターは「イケメンやなあ……。人気出そう」と浜屋の端正な顔立ちにほれぼれ。もちろん、投球も折り紙付きで「今のチームのニーズにあった選手を獲得できた。リリーフならパワーのあるピッチングを、先発なら後ろのバッターを見ながら投げることができる。頭脳派で、頭のよさを感じる投手」と絶賛した。
今秋の日本選手権大会では浜屋が先発した試合を視察した潮崎ディレクターは「左の強打者を迎えて1回ピシャリというのもいいし、大きく育ってもらうために先発でもいい」と、その起用法に早くも頭を悩ませていた。
鹿児島・樟南高から三菱重工長崎に入社予定だったが、チームが統合する関係で急遽横浜のチームでプレーすることになった浜屋。「最初は結果が残せず悩んだりしたが、乗り越えることができた」と振り返り、チームに感謝。プロで対戦したい打者にはソフトバンク・柳田の名前を挙げ「あのスイングで(打球を)飛ばせる。自分の力がどのくらい通用するのか試してみたい」と目を輝かせていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)