FA「Cランク」鷹福田が大人気 補償なし“お買い得”選手の移籍後過去10年を振り返る

過去10年の計17人の中で前年より出場機会増は7人

 1軍には欠かせないが年俸がそれほど高くない2、3番手の捕手が目立つ。出場機会を求めて新天地で勝負をかけた捕手の中で最も出場試合数が増えたのは楽天から阪神に移籍した藤井。前年はわずか8試合だったが99試合に出場した。巨人からDeNAに移籍した鶴岡も34試合から102試合と大幅に増えている。

【2014年】
日本ハム 小谷野栄一 内野手 →オリックス
84試合 打率.296、4本塁打29打点→56試合 打率.295、4本塁打22打点

DeNA 金城龍彦 外野手 →巨人
90試合 打率.200、0本塁打11打点→36試合 打率.233、1本塁打10打点

【2015年】
西武 脇谷亮太 内野手 →巨人
118試合 打率.294、3本塁打22打点→54試合 打率.157、1本塁打7打点

中日 高橋聡文 投手 →阪神
35登板 3勝3敗6ホールド、防御率3.51→54登板 3勝1敗20ホールド、防御率3.76

広島 木村昇吾 内野手 →テスト入団で西武
72試合 打率.269、0本塁打8打点→38試合 打率.221、0本塁打5打点

【2016年】
ソフトバンク 森福允彦 投手 →巨人
50登板 2勝1敗16ホールド、防御率2.00→30登板 1勝3敗6ホールド、防御率3.05

【2017年】
ソフトバンク 鶴岡慎也 捕手 →日本ハム
29試合 打率.321、3本塁打5打点→101試合 打率.243、2本塁打22打点

 中日最終年のリリーフから先発にポジションを変えた中田賢一を除くと、過去10年のCランク選手計17人の中で前年より出場機会を増やしたのは7人と半分以下。1軍に帯同し様々な役割を果たす選手も多いため、数字だけで貢献度は決めることはできない。ホークス福田はどの球団を選び、そしてどのような成績を残すのか注目だ。

(Full-Count編集部)

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