【プレミア12】侍J応援団は“ONE TEAM” 選手いない阪神から最多参戦「負けは応援のミス」

応援団同士の軋轢は過去の話「今は横の繋がりが強い」

「シーズン中も毎試合、応援団同士は挨拶をしにいっています。それにオールスターではセントラル、パシフィックで一緒に応援するし、ウエスタン、イースタンで分かれる時もあり、応援歌を教え合って覚えるタイミングにもなっている」。以前は応援団同士で軋轢があったこともあるが、それは過去の話。「昔はいがみ合いもあったけれど、応援団も変わった。今は横の繋がりが強い」と、それぞれが交流を持っているという。

 応援団も侍ジャパンが勝つために、異国の地までやって来ている。5日のベネズエラ戦は8回に6点を奪って逆転するまで打線は抑え込まれ、投手陣も4失点と苦しい試合展開に。この日の試合後、応援団は“反省会”を開き、この日の応援について話し合ったという。

「今日(6日)は早い段階で点を取ろうと、ミーティングで話しました。試合に負けたら試合の途中で応援の気持ちが切れたんじゃないかとか、応援でミスがあったからだと思います。応援団がいなくて勝てるなら、僕たちはいりませんから」。心はグラウンドで一緒に戦っている。会話こそ交わす機会はないが選手とは“チームメイト”なのだ。

 その応援の力に背中を押されたのか、プエルトリコ戦では3回に鈴木誠也外野手が3ランを左翼スタンド中段に叩き込み、侍ジャパンは4-0で勝利。7日のチャイニーズ・タイペイ戦にも8-1で勝利し、3連勝でスーパーラウンド進出を決めた。悲願の優勝を目指す気持ちは選手も、応援団も同じ。台湾の地まで駆けつけた応援団もまた、懸命に戦っていた。

○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月11日(月)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月13日(水)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月17日(日)「決勝」

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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