広島菊池のMLB挑戦を侍Jの仲間も後押し 稲葉監督「夢ある」、鈴木「見てみたい」
ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦へ、稲葉監督「応援することしか」
野球日本代表「侍ジャパン」として「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に参加中の広島・菊池涼介内野手が、今オフに米大リーグ移籍を目指すことが決まった。広島が8日にポスティングシステム(入札制度)の利用を容認することを発表した。侍ジャパンの稲葉篤紀監督はこの挑戦について「当然夢がある」と背中を押した。
この日は予備日だったため希望者だけが参加して台湾・台中市の台中インターコンチネンタル野球場で練習を行い、野手陣はフリー打撃、投手陣はキャッチボールなどで調整したが、菊池は参加しなかった。練習後に稲葉監督は菊池の決断に「当然夢がある。私はその夢を応援することしかできないですが。菊池は非常にいい活躍をしてくれている」とコメントした。
練習に参加した鈴木誠也外野手(広島)も挑戦を後押し。レギュラーシーズンでは同じ広島で2番菊池、3番鈴木の打順で並ぶことも多かったが「人生ですし、挑戦したいというなら挑戦したほうがいいと思います。僕も見てみたいと思う」と話していた。
(臼井杏奈 / Anna Usui)