DeNA濱矢が6回無失点でメキシコWL初勝利 ラーメン&餃子で腹を満たして登板

異国文化にも順応「DeNAも明るいけど、メキシコはもっと明るい」

 メキシコでは、落ちる球の精度を高めることも課題の1つだという。「メキシコの打者は積極的に打ってくるので、ストライクゾーン内で勝負していけば、球数も少なくて済む。その中で落ちる球が有効になる。スプリットも高さを間違えなければ振ってくれる」。この日奪った三振は4つだったが、ここまで3試合で計16奪三振。スプリットの効き目は早くも数字にも表れている。

 日本とは言葉も文化も違う異国の地だが、メキシコ人選手たちとの触れ合いも楽しんでいる。ホームスタジアムでは、今夏、ブラボス・デ・レオンでプレーした久保康友投手とチームメイトだったジョン・デル・カンポ内野手がロッカーが隣。デル・カンポをはじめ、選手たちは覚えたての日本語で積極的に話しかけてくれるといい「ロッカーでは皆、フレンドリーでにぎやか。DeNAも明るい雰囲気ですが、メキシコはもっと明るい。やりやすい環境をつくってくれています」と、滞在わずか約3週間ながら、早くもメキシコに馴染んでいるようだ。

 今夏、久保のいたレオンでヘッドコーチを務め、マサトランでは一塁コーチを務めるポルフィリオ・メンドーサコーチも「日本にはいい投手が多いが、ハマヤもとてもいい球を投げている」と絶賛した。勝ち投手になったことで、試合後には地元メディアからもインタビューを受けた濱矢。チームは前期リーグここまで11勝13敗で、10チーム中6位タイと中位に留まっているが、濱矢はこの状況を抜け出すための助っ人左腕としての期待を背負っている。

(Full-Count編集部)

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