【プレミア12】全勝メキシコの元中日大砲、侍J投手陣の攻略に“自信”「計画通りに仕掛ける」
開幕から唯一の5戦全勝、米国に敗れた日本戦へ「速球を狙っていきたい」
野球日本代表「侍ジャパン」は13日、「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)のスーパーラウンド第2戦で唯一の全勝チームであるメキシコ戦に挑む。メキシコはオープニングラウンドから無傷の5連勝。快進撃で今大会の優勝、さらに米大陸最上位国に与えられる東京五輪出場権を狙っている。12日のオーストラリア戦で2号ソロを放った元中日、オリックスのマット・クラーク内野手は「計画通りに攻撃を仕掛けたい」と“日本撃破”を誓った。
メキシコは地元で行われたオープニングラウンドで米国、ドミニカ共和国、オランダと強豪ぞろいのA組を3戦全勝。1勝0敗でスタートしたスーパーラウンドは初戦でチャイニーズ・タイペイを破ると、クラークのソロ弾などでオーストラリアも撃破した。
A組は壮絶は打撃戦が多かったが、スーパーラウンドでは2-0、3-0と2試合連続完封勝利。日本にとってはあまりにも“不気味”な存在だ。
オーストラリア戦後の記者会見では「メキシコ、オーストラリアどちらもよかったが、少しだけ我々の方が勝っていたのがこの結果だと思う」と謙遜して勝利を振り返ったクラーク。「これまで東京ドームでの経験があります。環境という面では素晴らしいものがある。日本戦ではおそらく観客席が満員になるだろう。打席に立った時に速球を狙っていきたい。侍ジャパンは強いチームであると認識しているので、日本戦に向けて楽しんでやっていきたいと思う」。侍ジャパンへの敬意を示しつつ、“最強投手陣”を打ち砕くことを誓った。
「特に投手はかなり手強い相手。ストライクに投げてくるし、球種もさまざまな変化をつけてくる。ヒットになる球を見極めていきたい。打てる球が来ることはなかなか少ないと思うのですが、計画通りに攻撃を仕掛けていきたい。ただそのために変えることはないです」
自分の打撃を貫きつつ、「計画通り」に攻略を目指すという。韓国とともに、今大会優勝へ向けて最大のライバルとなったメキシコ。米国戦で初黒星を喫した日本にとっては、絶対に負けられない大一番となる。
(Full-Count編集部)