【プレミア12】韓国が快勝で東京五輪出場決める、決勝は日韓戦に決定! メキシコは3決へ
日本の決勝戦進出が確定、16日のスーパーR最終戦から2日連続の日韓戦に
■韓国 7-3 メキシコ(プレミア12・15日・東京ドーム)
「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)は15日、スーパーラウンドのメキシコ-韓国戦が東京ドームで行われ、7-3で韓国が逆転勝ち。これで韓国は決勝戦進出と来年の東京五輪出場が確定し、野球日本代表「侍ジャパン」の決勝戦進出も決まった。メキシコはスーパーラウンド成績を3勝2敗とし、3位決定戦へ進む。
均衡を破ったのはメキシコ。5回、1死からサラサルが三塁内野安打で出塁し、三塁手チェ・ジョンが悪送球で二塁へ。ここでジョーンズが左翼スタンドへ先制2ランを叩き込んだ。先発パクはこの一発に膝から崩れ落ちて降板となった。
一方、韓国打線はメキシコ先発バレダの前に3回まで無安打と苦戦。4回に先頭イ・ジョンフが初ヒットなる中前打も後続が倒れた。
しかし、5回は2四球とヒットで無死満塁の大チャンスを作り、ミン・ビョンホンが中前適時打。1点差とすると、再び満塁としてパク・ミンウが押し出し四球。同点とした。さらに、イ・ジョンフのライナーを二塁手が捕球できず、三塁走者が生還して記録上は「ニゴロ」でついに逆転。キム・ハソンは右前適時打で4点目を奪い、2死満塁となってからキム・ヒョンスが左中間へ走者一掃の3点二塁打。この回一挙7点を奪うビッグイニングで、2点ビハインドから5点リードとなった。
救援陣がリードを守り、会心の逆転勝ち。日本とともに3勝1敗とした。16日の日韓戦で敗れたチームは3勝2敗でメキシコと並ぶが、どちらも直接対決で勝っているため、日韓両国の決勝進出が確定。スーパーラウンド最終戦から2日連続で日韓対決が行われる。
韓国はさらに、日本を除くアジア/オセアニア大陸の上位1チームに与えられる東京五輪出場権も獲得。一方、メキシコも勝てばアメリカ大陸最上位に与えられる五輪出場権を獲得できたが、決められず。決勝進出が絶たれ、3位決定戦に回ることが決まった。
(臼井杏奈 / Anna Usui)