柳賢振、自己採点は「99点」 CY賞逃すもアジア出身者初の1位票獲得「良い気分」

ドジャース・柳賢振【写真:Getty Images】
ドジャース・柳賢振【写真:Getty Images】

今オフにドジャースからFA、6月には元アナウンサーの妻との間に第一子誕生予定

 ドジャースの柳賢振投手が多くのファンに迎えられて韓国に帰国した。今季は防御率2.32で最優秀防御率を獲得。13日(日本時間14日)に発表されたサイ・ヤング賞では2位となったが、今季を振り返って「100点満点中99点を与えたい」と自己採点している。韓国紙「朝鮮日報」が伝えている。

 今季は29先発で、14勝5敗、防御率2.32の成績。アジア出身選手初の最優秀防御率を獲得し、サイ・ヤング賞投票では、メッツのジェイコブ・デグロム投手に及ばなかったものの2位に入った。1位票は30票中29票がデグロムに入ったが、記事によると、スポーツコラムニストのマーク・ウィッカー氏が柳に唯一の1位票を投票。1位票を得た史上初のアジア出身選手となった。

 柳は記事内で「体の状態が良かったから、良いパフォーマンスに繋がったよ。100点満点中99点を与えたい」と自己採点。2015~18年は怪我に苦しみ、4年間で12勝に終わっていたが、大きな故障なくシーズンを乗り切ったことが好成績につながったとしている。

 また、1点の減点理由としては「8月半ばに不振に陥ったから、満点はあげられないけどね」と後半戦の失速を挙げた。前半戦は17先発で10勝2敗、防御率1.73とサイ・ヤング賞候補の筆頭だったが、後半戦は12先発で4勝3敗、防御率3.18とやや成績を落としていた。

 それでも「1位票をもらえるだなんて、全く予想していなかったよ。良い気分だね」と喜びを語った柳。昨季は故障から復活して7勝3敗、防御率1.97の成績を残したが、ドジャースからのクオリファイング・オファー(1年間の契約延長)を受け入れた。今季はそれを上回る堂々の成績でFA市場に出ることになる。

 記事では、来年6月には元アナウンサーの妻ペ・ジヒョン(裴智賢)さんとの間に第一子が誕生予定であることにも言及。公私ともに充実としたオフになりそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY