【プレミア12】柳田、千賀、菅野は「絶対に必要」 前田智徳氏が語る東京五輪に不可欠な選手は…
柳田は「入ってくれないとワクワク感がない」「どうしても入ってもらいたい」
そして、柳田だ。「柳田くんがね、入ってくれないとワクワク感がないですよね。彼が入るとワクワク感がいっそう増します。日米野球を見ても、派手なこともできますし。走攻守が揃っていますし、規格外にスケールが大きい選手。どうしても入ってもらたいたいです」。昨秋の日米野球で現役メジャーリーガーの度肝を抜いた“超人”。いまや日本球界を代表する強打者となった柳田も、前田氏は五輪に不可欠な存在だとした。
不安材料として付きまとうのは選手たちのコンディションだ。今回も千賀が右肩の違和感で出場を辞退、腰痛を抱えていた菅野、8日に右肘の手術を受けた柳田はコンディションを考慮して選出されなかった。
ただ、選手たちの調整面に対して、前田氏は「プレミア12やWBCのような難しさはなく、選手としては1番調整しやすいと思います」という。シーズン終了後の疲労が溜まった状態で戦わなければならないプレミア12、シーズン開幕前に急ピッチで調整しなければならないWBCに比べれば、シーズンの合間の7月下旬から8月上旬にかけて行われる五輪はコンディションへのリスクは少ないと指摘する。
「シーズンの流れの中で臨めるので、僕はプレミア12やWBCよりは、当然、五輪のほうが選手としては調整しやすいと思います。問題はそのときに健康かどうか、どういう状態でシーズンを過ごしているか。暑さもありますが、寒いよりは体も動きますから」
球界を代表する千賀や菅野、柳田といった面々が、五輪本大会では稲葉ジャパンに加わってくるだろうか。
○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月17日(日)午後6時34分~ 決勝「日本×韓国」(ゲスト解説:上原浩治、秋山翔吾)
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)