【プレミア12】韓国、侍Jに屈し連覇ならず キム監督は日本を祝福「優勝おめでとうございます」
2回に山田が逆転3ラン、7投手が決死のリレーでリードを守り抜く
■日本 5-3 韓国(プレミア12・17日・東京ドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」は17日、東京ドームで「第2回WBSCプレミア12」決勝の韓国戦(テレビ朝日系列で放送)に5-3で勝利し、10年ぶりの世界一に輝いた。
初回に先発の山口が3失点。だが、その直後に4番の鈴木誠也外野手(広島)の適時二塁打で1点を返すと、2回2死一、二塁の好機で山田が左翼スタンド中段に飛び込む3ランを放って逆転に成功。試合をひっくり返すと、決死の継投でリードを守り、最後は守護神の山崎康晃投手が締めくくった。
韓国は初回に2本の本塁打で3点を先行しながら、先発のエース左腕ヤン・ヒョンジョンが山田に3ランを浴びるなど4失点。打線は2回以降、侍ジャパン投手陣の小刻みな継投の前に得点を奪えずに敗れた。2015年の第1回大会では準決勝で日本に勝って優勝していたが、連覇はならなかった。
試合後、公式記者会見に臨んだキム・ギョンムン監督は「まず今日の日本チームの優勝おめでとうございます。準優勝で嬉しく思うチームはない。1ヶ月の間、選手たちは頑張った。この結果は忘れて来年の五輪に向けて準備し、勝てるようにしたい」と語り、侍ジャパンを祝福した。
また、この日の勝負を分けたポイントを問われた指揮官は「負けたことに対しては監督の責任。そこについては何も言うことはないと思います」と責任を一身に背負っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)