メッツの“不良債権”119億円外野手が打撃練習公開 地元メディアで力強い打球を披露
5月中旬に自身が所有する米フロリダ州の牧場で右足首を骨折して今季全休
度重なる故障で今季全休となっていたメッツのヨエニス・セスペデス外野手。16年オフに結んだ4年総額1億1000万ドル(約119億4000万円)の大型契約から、“不良債権”との声が上がっている。来季の開幕に間に合うかも不明となっているが、地元局「SNY」は打撃練習を再開している様子を公開した。
キューバ代表での実績を引っ提げ、2012年にメジャーデビューすると、3年間で81本塁打を放ったセスペデス。2015年途中にタイガースからメッツにトレード移籍し、この年は2チーム合わせて自己最多の35本塁打をマーク。4年総額1億1000万ドル(約119億4000万円)の大型契約を勝ち取った。
2016年は31本塁打を放つ活躍をしたものの、その後は故障が相次ぐようになる。2017年は81試合、2018年は38試合の出場にとどまり、かかとの故障で出遅れた今季は、5月中旬に自身が所有する米フロリダ州の牧場で右足首を骨折して全休となった。11月初旬にはブロディ・バンワゲネンGMが、2020年にプレーできるか分からないと語ったとしている。
「SNY」は、セスペデスが打撃練習を再開している様子を動画で公開。打撃投手を務めるエンディ・チャベス氏が投げたボールを、かつてのような力強いスイングで打ち返している。記事では「34歳のセスペデスは、2016年オフに4年契約をして以降、多くの怪我に悩まされている」としながらも、「しかし、フィールドにいるときは、セスペデスは100%の状態でなくとも効果的だった」と言及。2017年は81試合で打率.292、17本塁打、2018年は38試合で打率.262、9本塁打と数字は残している。
年俸2900万ドル(約31億4630万円)の今季を丸々棒に振ってしまったセスペデス。来季は契約最終年で年俸2950万ドル(約32億50万円)となるが、復活できるのか注目が集まる。