かつての「日本キラー」韓国人左腕が米“再挑戦” すでにメジャー5球団が興味か
ポスティングシステムでメジャー挑戦へ「複数のMLB球団から興味」
韓国プロ野球(KBO)のSKワイバーンズからポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍を目指す左腕・金廣鉉(キム・グァンヒョン)投手について、複数球団が興味を示していると米メディアが報じた。
キム・グァンヒョンは2014年オフにもポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を表明。しかし、最高入札額200万ドル(約2億1730万円)を付けたパドレスとの交渉はまとまらず、SKに残留した。
それから5年が経ち、31歳となった左腕だが、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「SKワイバーンズが左腕グァンヒョン・キムをポスティング申請へ」とのタイトルでレポート。スクープを連発する敏腕記者のケン・ローゼンタール氏が米スポーツメディア「ジ・アスレチック」で掲載した記事をもとに、現状を伝えている。
「MLBトレード・ルーマーズ」は「ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者によると、キムは複数のMLB球団から興味を集めている。メッツ、ロイヤルズ、ドジャース、ダイヤモンドバックス、カブスがこの左腕にある程度の興味を示していると言われている。先発投手と救援投手のどちらで考えられているかは分かっていない」と言及。現時点で少なくとも5球団の名前が挙がっているようだ。
キム・グァンヒョンは今季17勝(6敗)を挙げるなど、KBOで通算136勝をマーク。08年に16勝を挙げてMVPに輝いた。同年の北京五輪では予選と準決勝の日本戦で先発し、2度好投して金メダル獲得に貢献。「日本キラー」と呼ばれたが、翌年の第2回WBCでは日本に打ち込まれた。それでも、今年11月の「第2回 WBSC プレミア12」でもチームを準優勝に導くなど、現在も韓国球界を代表する左腕として活躍している。
(Full-Count編集部)