韓国人左腕は「先発5番手か便利屋」 米挑戦の“日本キラー”を米メディアは岩隈と比較

マリナーズが岩隈と結んだ1億6300万円+出来高と同規模の契約と予想

 また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、すでにカブス、ダイヤモンドバックス、ドジャース、メッツ、ロイヤルズが興味を持っているという。記事では左腕でスライダーで空振りを奪えることが人気のポイントだとし、マリナーズが岩隈久志投手と結んだ契約と同規模になるのではないかとしている。

 岩隈は2012年1月に、マリナーズと年俸150万ドル(約1億6300万円)に先発数と投球イニングの出来高340万ドル(約3億6900万円)を加えた1年契約を結んだ。記事では、金廣鉉が当時の岩隈と同じ31歳だと紹介。年俸150万ドル(約1億6300万円)を貰えるとすると、金廣鉉の今季年俸140万ドル(約1億5200万円)を上回ることから、「MLBでプレーするチャンスはこれが最後になるかもしれない。出来高が多く付いた1年契約で、彼はMLBに来るのではないか」と予想している。

 さらに、キャリアを通して先発を務めていた金廣鉉は開幕ローテーション入りを希望するだろうとし、「もしそれが無理ならば救援投手として始めて、その後(良い働きをすれば)ローテーションに加わるような、マリナーズでのイワクマのような動きをするのではないだろうか」とこちらも岩隈と比較している。

 2014年オフにもポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を表明したが、最高入札額200万ドル(約2億1730万円)を付けたパドレスとの交渉がまとまらず断念した金廣鉉。かつての「日本キラー」がついにMLB挑戦を果たすのか、どこのユニホームに袖を通すのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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