MLB経験のない23歳と6年26億円契約 “勝者”は選手か、マリナーズか…

大卒ドラ1選手でも「2/3が失敗」に終わる?

「ホワイトに賭けたマリナーズの3つのシナリオ」として紹介されているのは、「最高のケース:彼は次のゴールドシュミット」「最も可能性の高いケース:彼は次のスモーク、モアランド、アロンソなど」「最悪のケース:彼は次のウォレス、ラポータ、ミルズなど」だ。「最高のケース」はポール・ゴールドシュミットのようなスーパースター級の活躍をした場合で、もちろんマリナーズにとって得となる。

 2つ目の「最も可能性の高いケース」は「たまに大活躍の年もある本物のメジャーリーガーになるということ」。スーパースターとまではいかなくても、主軸クラスの選手になってくれれば、マリナーズにとっては御の字かもしれない。そして、3つ目のケースで名前が挙がっているのは、マイナーで活躍しながら、メジャーでは活躍できなかった選手たち。記事では「ここ21年間のドラフトで、1巡目で指名された大卒の一塁手の64%が通算WAR3.0未満としている。つまり、約2/3が失敗だということである」と指摘。どんな有望株であっても、半数以上は活躍できずに終わっているというのだ。

 同誌は「不確定なことを考えるほど、ホワイトが手に入れたものは彼にとって理にかなっている」と結論づけている。メジャー経験のない若手がどれだけ活躍できるかはまさに未知数。大金を注ぎ込んだマリナーズの判断は“賭け”とも言える。成功となればいいが、果たして……。

(Full-Count編集部)

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