篠塚氏&クロマティ氏、巨人最強“巧打者OBコンビ”が挙げた今季「最も成長した選手」
現役時代から“仲良し”の2人、篠塚氏は不調の時にクロマティ氏のバットをこっそりと…
巨人OBのウォーレン・クロマティ氏と篠塚和典氏の特別対談が実現した。7年間、チームメートとしてプレーした“巨人史上最強助っ人”のクロマティ氏と球史に名を残す巧打者の篠塚氏の対談の様子を「Full-Count YouTube」では27日から全4回に渡って公開。その第1弾で、今季途中から球団ゲストとしてチームに帯同したクロマティ氏は「最も成長した選手」として若き主砲の岡本和真内野手の名前を挙げている。巨人史上最強助っ人は打力やパワー以外の優れた能力を評価。インタビューでは近くで見たからこそ分かるポイントを紹介した。
クロマティ氏は「岡本サンはNPBの中で5本の指に入る選手」「(個人的には)一塁手で見たい」「彼はまだまだ成長を望んでいる」と更なる飛躍を期待。また、今季の巨人の戦いを振り返り「控え選手の強化」や「スピードの持ち主が必要」など、リーグ連覇、そして打倒ソフトバンクのポイントも挙げている。
一方、篠塚氏も岡本について「(打)率がちょっと下がってますけど、全体的には成長した姿は十分に映っています」と評価。チームの来季に向けては、完全なレギュラーとして定着している選手がまだ少ないことに触れた上で「まだまだやることはたくさんあります」と話した。
篠塚氏とクロマティ氏は今も熱い友情で結ばれており、第2回以降の対談ではクロマティ氏が初来日した時に篠塚氏からかけられた「忘れられない」言葉を紹介。篠塚氏は自身が不調の時にこっそりとクロマティ氏のバットを使ってヒットを放ったことなど、巨人時代の秘話をたっぷり紹介し、思い出話に花を咲かせた。一方で、セ・リーグのDH制導入については2人の意見が真っ二つに分かれるなど、今後の球界についても言及する興味深いインタビューとなっている。
かつて球界を牽引した2人のスター。その言葉には、野球の魅力、可能性が詰まっている。