日ハム宮西が「オープナー」について球団に“要望” 吉村GMも納得「非常に前向き」
今季から導入した「オープナー」に「作戦の1つとして面白い」も…
来季2年契約の2年目を迎える日本ハムの宮西尚生投手が29日、札幌の球団事務所で契約更改を行い、現状維持の2億円プラス出来高払いでサインした(金額は推定)。
球団との話し合いの中で最も時間を割いたのは、今季チームが導入したオープナー制度についてだった。「オープナーがダメという訳ではなく、あれは作戦の1つとして面白いし、いいと思う。ただ、やり方ですよね。今年は1年目ということもあって、みんな意思疎通できてないことがあったので。来年は準備の仕方なりを改善して、新しいオープナーをできればいいなと思います」と語った。
試合の流れに関する情報が例年よりも少なかったため、リリーフ陣の準備が難しかったという。「今日はオープナーなのか、オープナーじゃないのか分からない時もあって。そういう情報が降りてこないので、早めのイニングを投げる選手は2回から8回までバックアップすることがあった。試合で投げる以上にブルペンで投げている子も多かった。それではシーズン後半、へばってしまう。無駄づくりをもうちょっと減らしたいので。はっきりと決まりを持ってやってほしいと球団には伝えました」と宮西は明かした。吉村GMは「批判ではなく、非常に前向きな、こうすればもっとよくなるという話だった。生の声として監督、コーチに届ける」と評価した。