今宮、甲斐らが地元に登場したソフトバンク主催の「ベースボールキッズ 2019」とは?

大分会場の別大興産スタジアムで266人の子どもたちが野球を楽しんだ【写真:パーソル パ・リーグTV】
大分会場の別大興産スタジアムで266人の子どもたちが野球を楽しんだ【写真:パーソル パ・リーグTV】

子供たちの元気さに甲斐も「これはもたないぞ」と苦笑い

 ノック後半には希望に合わせてフライの打ち上げも行った。楽しげにフライを上げる今宮だったが、飛ばしすぎてフェンスを越えてしまう場面も。打ち損じにも「ごめん、もう一回!」と誰一人飛ばすことなくやり直していた。

 ライト側ではフリスビーを使ったドッジボールを行う。奥村は「ドッジボールわかるよね?」とルール説明も程々に、さっそく対戦開始。無邪気に遊ぶ子どもたちをにこやかに見守っていた。内野では小澤投手がベースランニングを指導。塁間をリレー形式で順番に走る姿を目で追いながら、近くの子どもと話していた。

 バックネット裏では川瀬がバッティングを指導。ネットが並べられ、トスバッティングを行った。川瀬は4つあるネットをそれぞれ回りながら、「よしっ!」とうなずきながら一人ずつに優しくトスを上げた。

 この日は天候にも恵まれ、身体を動かしていると少し汗ばむくらいに気温は上昇した。指導中、子どもたちと絶えず話していた甲斐は「これはもたないぞ」「今年はいつもより元気だ!」と苦笑い。それでも一人ひとりとしっかり話す姿が印象的だった。

 集まった子どもたちはチームに入って野球をしている子が多数を占めたが、野球未経験という子どももいた。野球に触れ、友達と体を動かす楽しさを学ぶきっかけとして、これ以上ない機会だ。プレゼントされたそろいの「WE=KYUSHU」ユニホームを身に着け、笑顔があふれる野球教室となった。

 同日23日には、九州・山口県の各地で同じ催しが行われ、それぞれの地にゆかりのある選手をはじめ、多くの選手が参加した。30日には沖縄でも開催され、嘉弥真新也投手など5選手が参加した。今年は福岡の地に移転して30周年となる記念の年。九州とともに歩むソフトバンクの取り組みは、これからも子どもたちの忘れられない思い出になるだろう。

(「パ・リーグ インサイト」丹羽海凪)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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