ナショナルズ、投打の主力が流出か? オーナー白旗「とんでもなく高額」もボラス氏は疑問
ストラスバーグ、レンドンの代理人を務めるボラス氏「お祭り騒ぎのような収入があるはず」
今シーズン球団史上初のワールドシリーズ制覇を果たしたナショナルズ。チームを支えたスティーブン・ストラスバーグ投手とアンソニー・レンドン内野手がフリーエージェントとなりその動向に注目が集まっている。球団オーナーのマーク・ラーナー氏は金銭的に1人しか契約できないことを口にしているが、敏腕代理人はこれに苦言を呈している。
ラーナー氏は金銭面でストラスバーグ、レンドンの両方との再契約が厳しいことを明かしている。両選手の代理人を務めるスコット・ボラス氏はこれに反応し“異論”を訴えているという。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ボラスが反応、ナショナルズは“お祭り騒ぎのような収入”を経験している」との見出しでボラス氏の見解を紹介している。
ラーナー氏は4日(日本時間5日)に地元メディアに対し「我々は、この2人のうち、1人しか契約できない。彼らはとんでもなく高額だ。我々のペイロールは現時点で高額だから」と発言。これを受けボラス氏が反論した形となっている。
記事の中でボラス氏は球団史上初のワールドシリーズ制覇で観客動員、TV視聴率、広告収入などが急上昇したことを指摘し「ワシントンでは特別な金のなる木があり、それが満開だ。お祭り騒ぎのような収入があるはず」と語り、オーナーの発言に異論を唱えている。
すでに球団はストラスバーグ、レンドンにオファーを提示しているが記事の最後では「2人がそれを受け入れることはないだろうと多くの人が思っている」と、ボラス氏が納得できる金額ではないことを伝えている。
(Full-Count編集部)