西武源田が「人生一」と自賛する今季のベストプレーは? ファンが選ぶ「ベストグラブ賞」2位
7月19日のオリックス戦、11回に見せた金子侑司との中継プレーを自賛
「パーソル パ・リーグTV」は11月1日から13日にかけて、今季の守備職人を選出するファン投票企画「パーソル パ・リーグTV ベストグラブ賞 2019」を実施し、その結果を同18日に発表した。
遊撃手部門ダントツ首位、全体でも2位になる786票を集めたのが西武の源田壮亮内野手。入団以来、正確性の高い守備でチームに貢献しているが、失策数が10を下回ったのは意外にもプロ3年目で初めてのこと。これについて源田は「ミスをしても切り替えて引きずることなく1年間守れたかな」と語った。
今季のベストプレーには「ショートゴロをさばいたんじゃないんですけど……」と予想外のシーンを挙げた。それは7月19日の対オリックス戦、4対4で迎えた延長11回でのプレーだった。
2死1塁の場面で打球はレフトフェンスを直撃。金子侑司から源田、そして森友哉へとボールは素早く転送された。「金子(侑司)さんも速かったですし、僕が投げやすいところになげてくれて、僕もここしかないっていうところに投げられた」と“ねこげん”コンビの流れるような中継で相手の得点を阻止した。源田も「中継プレーでは人生一じゃないか」と自画自賛するほどのプレーだった。
インタビュー中、終始穏やかな源田だったが、今シーズン最終戦になったCSファイナルステージでは、最後の打者として試合が終わるとグラウンドで涙を見せた。来季は「チームの3連覇、そしてCS突破して日本シリーズ出場」を達成するべく、緻密な守備と熱いハートでさらにチームをけん引してくれそうだ。
なお、計9440票を集めた投票企画の各部門1位は下記の通り。
・投手:山本由伸(オリックス)
・捕手:甲斐拓也(ソフトバンク)
・一塁手:内川聖一(ソフトバンク)
・二塁手:外崎修汰(西武)
・三塁手:中村剛也(西武)
・遊撃手:源田壮亮(西武)
・外野手:金子侑司(西武)、辰己涼介(楽天)、秋山翔吾(西武)