今季の12球団ベスト&ワースト助っ人は誰? 阪神と西武の右腕がベスト投手

ニールは外国人最多連勝記録タイとなる11連勝をマークするなど12勝1敗

 中日のロドリゲスやビシエドも遜色ない活躍を見せたが、ジョンソン、ソトともに年俸1億円を切るコストパフォーマンスを誇り、チームのAクラス入りに貢献した2人を今季のベスト助っ人に選んだ。

 一方で、ワーストは巨人のビヤヌエバ。故障者などを除き、期待に応えられなかった。パドレスで20本塁打を放った実績を引っ提げて鳴り物入りで加入したが、鳴かず飛ばず。打率.223、8本塁打に終わった。年俸2億円超、当初の期待度から見れば、大きく期待を裏切る形となった。

【パ・リーグ】
○ベスト
投手:ザック・ニール(7150万円)
17試合12勝1敗0セーブ0ホールド 防2.87
野手:ジャバリ・ブラッシュ(1億2000万円)
128試合426打数111安33本95点 .261

○ワースト
ジョーイ・メネセス(1億1000万円)
29試合102打数21安4本14点 .206

 パ・リーグのベスト助っ人には投手で西武の連覇に貢献したニール、野手では楽天のブラッシュを選ぶ。右腕のニールは外国人の最多連勝記録に並ぶシーズン11連勝をマークするなど、12勝をあげた。チームトップの勝ち数をあげて1人で11個の貯金を作り、チームの2年連続リーグ制覇に大きく貢献。年俸が7150万円と高額ではない中で特筆すべき活躍だった。

 野手では楽天のブラッシュ。今季新加入ながら、33本塁打95打点と楽天打線の中心として大活躍。三振数はリーグワースト2位の157、打率は.261と高くないものの、出塁率が.397と高く、チームへの貢献度が高い助っ人だった。投手ではソフトバンクのモイネロやグラシアルも、ニールやブラッシュに負けず劣らずの働きだった。

 ワーストにはオリックスの新助っ人として期待されたメネセスを挙げる。開幕前の侍ジャパン強化試合ではメキシコ代表の一員として打ちまくったが、開幕後は奮わず。右手の痛みで登録抹消されると、その後は禁止薬物への陽性反応で出場停止処分を科されて、そのまま契約解除となった。

 来季はオリックスにメジャー通算282本塁打のアダム・ジョーンズ、そして巨人にパーラ、阪神にボーアとメジャーでの実績もある助っ人たちがNPBにやってくる。果たして期待通りの活躍を見せてくれるのは誰か。来季も助っ人たちから目が離せない。

(Full-Count編集部)

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