MLBとマイナーリーグが非難の応酬 マイナー球団削減案で“泥仕合”に

MLBコミッショナーのマンフレッド氏は「憤慨している」

 現在のMLBとマイナーリーグの協定は2020年に終了する。MLB側はこの2020年を機にマイナーリーグ球団を42チーム削減して118チームとする案を提示しているが、これにマイナーリーグは難色を示している。マイナーリーグのオーナーたちと会談したMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏も「妥協を全くしない、現状維持のアプローチだ」と批判した。

 MLB側はマイナーリーグの球団が問題点の改善を拒否していると指摘しているが、逆にマイナーリーグ側は環境改善のために話し合いに喜んで応じるとする姿勢を示している。ここでも双方の言い分は真っ向から対立している。

 また、記事によれば、交渉の内容をマイナーリーグ側が公にしたことで「マンフレッドはとても憤慨している」という。それに対してあるマイナーリーグのオーナーは「ロブはマイナーリーグを滅ぼそうとしているんだよ。コミュニティーから野球を奪って、仕事を奪ってね。チームのオーナーたちは、なんとか自分達のチームを救おうとして、その情報を公にしただけだ。それに対して怒るなんて馬鹿げている」と怒りを露わにしている。

 解決の糸口がなかなか見えず“泥仕合”の様相も呈してきているMLBとマイナーリーグの論争。果たしてどういった形で決着がつくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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