レンジャーズの前中日ロドリゲス獲得は「素晴らしい働き」 2年約6億円でも「安価」

中日で活躍したジョエリー・ロドリゲス【写真:荒川祐史】
中日で活躍したジョエリー・ロドリゲス【写真:荒川祐史】

今季、中日で64試合に投げて最優秀中継ぎ投手となったロドリゲス

 中日の保留者名簿から外れて自由契約となり、レンジャーズと2年総額550万ドル(約6億円)で契約に合意したジョエリー・ロドリゲス投手。希望していたメジャー復帰を果たすことになり、1年半在籍した中日を退団することになった。

 15日(日本時間16日)にトレードでコリー・クルーバー投手を獲得したレンジャーズだが、それまでオフシーズンで目立った動きはなかった。ウインターミーティングではアンソニー・レンドン内野手の獲得を目指したが、エンゼルスに争奪戦で敗れていた。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では、レンジャーズのロドリゲス獲得が「素晴らしい動き」だったと高評価。レンドンこそ逃したものの、レンジャーズは「サンディエゴで収穫がなかったわけではない」としている。

 今季、中日のセットアッパーとして大車輪の働きを見せたロドリゲス。64試合に登板して3勝4敗1セーブ41ホールドをマークして、セ・リーグの最優秀中継投手のタイトルを獲得。メジャー復帰を目指し、球団の保留者名簿から外れていた。

 記事では米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチックス」のピーター・ギャモンズ記者のツイッターを引用。そこでは「あるナ・リーグ球団幹部はウインターミーティングで最も過小評価された動きがレンジャーズの救援左腕ジョエリー・ロドリゲスとの契約だと考えている。彼は中日ドラゴンズで今季防御率1.64、K/BB 77/14の成績を残してメジャーに復帰する」と、ロドリゲス獲得が高く評価されていることがレポートされている。

 さらには、そのナ・リーグ球団幹部の話として「球速97-99マイル、空振りを奪え、本当に良い投手になるかもしれない。レンジャーズは安価で獲得した(2年500万ドル)。素晴らしい動き」と伝えられている。

「トレード・ルーマーズ」ではロドリゲスのキャリアも紹介。「メジャー傘下でそれほど成功しなかったが、日本で活躍し、NPBでの87回2/3で防御率1.85、K/BB 103/28とした。興味深いことに、ギャモンズ記者はロドリゲスの直球の球速が97-99マイルだと伝えている。彼が最後にMLBでプレーしていた時、平均94.07マイルだった」と、来日後に平均球速が向上したこともレポートしている。

(Full-Count編集部)

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