田中将大、古巣・楽天に日本一指令！　3連覇ホークスを「倒せるだけのチーム」

恒例となっている古巣・楽天の球団事務所に挨拶

　ヤンキース・田中将大投手が16日、古巣・楽天の球団事務所に挨拶に訪れ、「また日本一をつかみ取ってほしい」と古巣へエールを送った。

　恒例となっている古巣・楽天へのシーズン報告。田中は「毎年、球団事務所で皆さんとお会いする機会を作っていただけてありがたい」と喜びをかみしめ、「こういう機会を作ってもらえるような存在であり続けられるように、いい報告ができるように頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

　メジャー6年目の今季は32試合に登板し、11勝9敗、防御率4.45の成績だった。6年連続となる2ケタ勝利を挙げ、7年ぶりとなるア・リーグ東地区優勝にも貢献したが、「何も満足できるようなところがなかったシーズン。悔しさしか残らなかったです」と振り返った。

　楽天は今季、3位でクライマックスシリーズに進出したが、ファーストステージ敗退。田中はチームの結果や自主トレメンバーの結果を気にしているといい、「イーグルスも悔しい結果になってしまったと思うので、来シーズンは両方がいい報告をできれば。ソフトバンクの壁が大きいのかな思いますが、倒せるだけのチームだと思います。また日本一をつかみ取ってほしいという思いは変わらないので、頑張ってほしいです」とエールを送った。

　自身は来季、7年契約の最終年となる。「契約のことはどうなるかわからないので、とにかく悔いなく最後の1年をやっていくということですかね」。10年遠ざかるワールドシリーズについては「（制覇は）難しいこと」としながらも、「その中でヤンキースはダントツで（27回）チャンピオンになっている。ファンの方々から求められているものは大きいと思っていますし、勝たないといけないチーム。来シーズン、なんとか掴み取りたいですね」と世界一に意欲を見せた。

（高橋昌江 / Masae Takahashi）