韓国左腕キム・グァンヒョンが2年総額8億7600万円でカ軍入り MLB公式「ローテ中盤の先発」
31歳の韓国のエース、2014年にはパドレスが最高入札額つけるも決裂
カージナルスは17日(日本時間18日)、韓国プロ野球(KBO)のSKワイバーンズでプレーしたキム・グァンヒョン投手と2年契約を発表した。MLB公式サイトが伝えている。キムは2014年にも入札制度でMLB移籍を目指していたが叶わず、これが2回目の挑戦だった。
キムは今季、31試合(30先発)に登板し、190回1/3で17勝6敗、防御率2.51、180奪三振をマークしオフにメジャー移籍を目指しポスティングシステムを行使。記事では「KBOでの12シーズンで、この31歳は防御率3.27、9イニング当たり7.8奪三振。トミー・ジョン手術のリハビリにより17年シーズンは全休したが、18年に復帰」と、その実績を紹介。
さらに「キムのような投手を補強することはカージナルスにとって理に適っている」と起用法にも言及。「キムはローテーション中盤の先発投手だとみられているが、ブルペンに配置転換することもできるかもしれない」と、その汎用性の高さを評価。
また、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者のツイッターによれば、2年契約で総額800万ドル(約8億7600万円)、各年150万ドル(約1億6400万円)の出来高でサインしたという。
キムはKBOで通算136勝をマークし、2008年の北京五輪では予選と準決勝の日本戦で先発し、2度好投して金メダル獲得に貢献、「日本キラー」と呼ばれた。また今オフには「第2回 WBSC プレミア12」にも参加し、韓国のWエースとして準優勝に貢献した。
(Full-Count編集部)