鷹は千賀、阪神ジョンソン、中日はビシエド…12球団の2019年MVPは誰?

中日のダヤン・ビシエド、ソフトバンク・千賀滉大、阪神のピアース・ジョンソン【写真:荒川祐史】
中日のダヤン・ビシエド、ソフトバンク・千賀滉大、阪神のピアース・ジョンソン【写真:荒川祐史】

セ・リーグMVPは坂本、パ・リーグMVPは森、では各球団では?

 2019年も残りあとわずか。今季のプロ野球はセ・リーグを巨人が5年ぶりに制し、パ・リーグは西武が2年連続で優勝した。そして日本一になったのはパ・リーグ2位だったソフトバンク。クライマックスシリーズで楽天、西武を、そして日本シリーズで巨人を怒涛の10連勝で破って3年連続の頂点に立った。

 MVPにはセ・リーグは巨人の坂本勇人内野手、パ・リーグは西武の森友哉捕手が輝き、新人王はヤクルトの村上宗隆内野手とソフトバンクの高橋礼投手が受賞。それぞれが球界を代表する活躍、インパクトを残した。

 では、セパ12球団の各球団MVPといえば、誰になるだろう? ここでは今季の各球団MVPを独自に選出してみた。

【セ・リーグ】
巨人:坂本勇人
 巨人のMVPは、セ・リーグMVPだった坂本以外にいないだろう。今季は143試合に出場すると、自身初の40本塁打を打ち、打率.312、94打点と大活躍。キャプテンとしてもチームを牽引し、5年ぶりのリーグ制覇に貢献した。山口俊投手も15勝をマークしてMVP級の働きを見せた。

DeNA:ネフタリ・ソト
 2位となり、球団史上初めて本拠地でのクライマックスシリーズ進出を果たしたDeNA。MVPは打線の核となった助っ人のソトだろう。2年連続40本塁打を記録し、打率.269、43本塁打、108打点で2年連続の本塁打王と打点王の2冠に。投手では今永昇太投手も25試合で13勝7敗、防御率2.91の好成績を残した。

阪神:ピアース・ジョンソン
 ジャイアンツから今季、阪神に加入したジョンソン。セットアッパーとして58試合に登板して2勝3敗0セーブ40ホールドの好成績をマーク。1.38という驚異的な防御率を残し、阪神のAクラス入りに貢献した。助っ人右腕のほかにも、ベテランの藤川球児投手、盗塁王に輝いたドラフト1位ルーキー近本光司外野手も活躍した。

広島:鈴木誠也
 4年連続のリーグ優勝を逃すことになった広島は、4番としてチームを引っ張った鈴木がMVPだろう。今季は自身最多の140試合に出場し打率.335、28本塁打87打点の好成績。初タイトルとなる首位打者と最高出塁率に輝いた。112得点もリーグトップ。左腕のジョンソンは11勝で2年連続2桁勝利をマークした。

中日:ダヤン・ビシエド
 シーズン最後までAクラスを争った中日は、4番打者としてチームを支えたビシエドがMVP。全143試合に出場して打率.315、18本塁打93打点の好成績を残した。ビシエドのほかにも、セットアッパーとして41ホールドをマークしたロドリゲスもMVP級の働き。柳は初の2桁勝利となる11勝をあげた。

ヤクルト:村上宗隆
 最下位に沈んだヤクルトは2年目の村上をMVPに選出。チームでただ1人、全143試合に出場し、打率こそ.231だったが、10代最多本塁打記録を更新する36本塁打を放って96打点をあげた。33本塁打で4年連続30本塁打を達成したバレンティンも活躍した。

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