楽天が涌井と酒居、ロッテはハーマン&小野を獲得…各球団発表、19日の去就は?
阪神は前ソフトバンクの右腕スアレスを獲得した
楽天は19日、涌井秀章投手を金銭トレードでロッテから獲得したと発表した。西武のエースとして活躍した涌井は、2013年オフに国内FA権を行使してロッテに移籍。2015年には15勝を挙げて自身3度目の最多勝を獲得したが、今季は18試合登板(17先発)で3勝(7敗)、防御率4.50に終わっていた。涌井は横浜高から2004年ドラフト1位で西武入団。通算133勝128敗、37セーブ、防御率3.51。最多勝3度(2007、09、15年)、09年に沢村賞に選ばれている。
さらに、FA権を行使してロッテへ移籍した美馬学投手の人的補償として酒居知史投手を獲得したと発表した。酒居は社会人を経て2017年ドラフト2位でロッテに入団。1年目は先発で5勝をマークし、3年目の今季は救援で54試合、5勝4敗、20ホールドと活躍した。
ロッテは、FA権を行使して楽天に移籍した鈴木大地内野手の人的補償で小野郁投手を獲得したと発表した。小野は西日本短大付高から2014年ドラフト2位で楽天に入団。今季は自己最多の13試合登板、0勝0敗、防御率6.27。2軍では35試合に登板して2勝3敗14セーブ、防御率3.32の好成績を残した。
また、前楽天のフランク・ハーマン投手の入団が決まったと発表した。2017年から楽天に在籍したハーマンは今オフ、保留者名簿から外れて自由契約となっていた。ハーバード大卒のインテリ右腕としても知られるハーマンはフィリーズから2017年に楽天加入。セットアッパーとして3年間、ブルペンを支え、今季は50試合に登板して5勝3敗、21ホールドの成績を残していた。
阪神は、前ソフトバンクのロベルト・スアレス投手を獲得したと発表した。28歳のベネズエラ出身の右腕は2016年にソフトバンクに入団。セットアッパーとして58登板、26ホールドを記録した。翌年はトミー・ジョン手術を受けたため1年間、登板なし。リハビリを経て、2018年に復帰した。今年は9試合登板で0勝4敗、防御率5.74とふるわず戦力外になっていた。
■パ・リーグ
【楽天】
涌井秀章投手 ロッテから金銭トレードで加入
酒居知史投手 美馬学投手FA移籍に伴う人的補償でロッテから獲得
【ロッテ】
小野郁投手 鈴木大地内野手FA移籍に伴う人的補償で楽天から獲得
F・ハーマン投手 入団決定
■セ・リーグ
【阪神】
R・スアレス投手 獲得発表
(Full-Count編集部)