「球団の象徴」イチロー氏6位、岩隈5位に マリナーズ10年代トップ10をMLB公式選出

マリナーズでプレーした岩隈久志(左)とイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズでプレーした岩隈久志(左)とイチロー氏【写真:Getty Images】

イチロー氏は2010年に最後の年間200安打以上を記録した

 2019年も残りわずか。MLB公式サイトは「マリナーズの2010年代最高の選手たちを振り返る」としてトップ10の選手を紹介。6位にイチロー氏(会長付き特別補佐兼インストラクター)、5位に岩隈久志投手(現巨人)を選出している。

 ○6位 イチロー・スズキ(シーズン:2010-12、18-19)

 記事は「イチローは2000年代にシアトルで本当に輝いたが、10年連続で選出されたオールスターと受賞したゴールド・グラブ賞の最後は2010年だったことを忘れてはならない。その年、彼は214安打でア・リーグ首位となり、打率は.315だった」と2010年のパフォーマンスを説明。続いて「37歳の時に成績はついに落ち始めたが、それでもイチローは2011年に161試合に出場して、打率.272とし、2012年途中にヤンキースにトレードされた」と振り返った。

 さらに「もちろん、球団の象徴にとってそれが終わりではなく、2018年にマリナーズに復帰して15試合、今季日本でさらに2試合に出場し、45歳でついに引退した」と指摘している。

 ○5位 ヒサシ・イワクマ(シーズン:2012-17)

 記事は「右腕はシアトルでの6シーズンでフェリックス・ヘルナンデスの陰にほぼ隠れていたが、36歳の最後のシーズンが怪我で全休となるまで、最初の5年間で極めて効率的であった」と評した。

 記事はさらに「クマはマリナーズで150試合(136先発)に登板し、63勝39敗、防御率3.42とした。2013年に33先発登板で14勝6敗、防御率2.66とし、ア・リーグのオールスターに選出され、サイ・ヤング賞投票で3位となった」と説明。そして「欺く投球フォームと多彩な変化球で、イワクマは2015年に球団史上5度目となるノーヒットノーランを達成した」と指摘している。

 MLBが選定したトップ10選手は以下の通り。

1位 フェリックス・ヘルナンデス
2位 ネルソン・クルーズ
3位 ロビンソン・カノ
4位 カイル・シーガー
5位 ヒサシ・イワクマ
6位 イチロー・スズキ
7位 ジェームス・パクストン
8位 エドウィン・ディアス
9位 ミッチ・ハニガー
10位 ジーン・セグラ

 イチロー氏は2001年にマリナーズ入団。2000年代に大活躍し、10年代も存在感を放った。18年にマリナーズに復帰し、今春の東京ドームでの開幕カードで現役引退したのは記憶に新しい。岩隈も在籍6年のうち3度の2桁勝利を飾り、ノーヒットノーランも記録。2人の日本選手の活躍はファンの心に刻まれているようだ。

(Full-Count編集部)

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