鷹東浜、2年連続減俸も復活に手応え 6月に右肘手術「不安なく腕を振れている」
秋のみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰した
ソフトバンクの東浜巨投手が25日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1800万円ダウンの年俸6700万円でサインした(金額は推定)。
東浜は6月に右肘を手術し、今季の登板は手術前の7試合に終わり、成績は2勝2敗。2017年に16勝を挙げて3600万円から9000万円まで上がった年俸も2年連続減俸となった。それでも東浜は「もっと下がると思っていた。本当に期待してくださっていると感じた」と球団に感謝の気持ちを示した。
「球団から『(日本シリーズ)4連覇のために来年はローテを守って投げてくれ』と言われ、それを意気に感じないといけない。悔しい思いも申し訳ないという気持ちもある。手術するのか、保存(療法)でいくのかずいぶんと悩んだが、シーズン中の手術は戦力的なマイナスになるにもかかわらず手術を全力でバックアップしてくれた球団には感謝しかない」
秋のみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰。秋季キャンプではブルペンでしっかりと投げ込んだ。12月10日から沖縄でトレーニングを続けているが、右肘の経過は順調で「痛みもまったく感じないし、不安なく腕が振れている」と語る。
目指すはもちろん開幕ローテだが、来年は自身も30歳となる。「野球選手としても人としても節目になる。より一層の責任と自覚を持って、自分を律して頑張りたい」と気持ちも新たに2020年を迎える。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)