先発補強進まぬエンゼルス 大物FAは全滅で「望む投手は得られないのでは…」

来季のエンゼルス打線の主軸としての期待がかかるレンドン、トラウト、大谷(左から)【写真:Getty Images】
来季のエンゼルス打線の主軸としての期待がかかるレンドン、トラウト、大谷(左から)【写真:Getty Images】

レンドンと大型契約も先発の補強進まず、資金確保のためドラ1を犠牲に…

 今オフのFA市場の先発投手で最後の大物だった柳賢振投手がブルージェイズと契約合意した。米メディア「CBSスポーツ」は、先発投手の補強が進まないエンゼルスの今後の動きを予想している。

 レンドンとの大型契約に成功したエンゼルスだが、狙っているとされたコール、ストラスバーグ、柳賢振らをことごとく他球団に攫われた。ここまで先発で補強できたのは、トレードでのディラン・バンディ投手とFAでのフリオ・テヘラン投手の2人。両者ともにローテーションとしては期待できるが、今季の成績はバンディが7勝14敗、防御率4.79、テヘランが10勝11敗、防御率3.81とエース級とは言えないのが現状だ。

 記事では、FA市場に残る有力投手としてリッチ・ヒル投手、アレックス・ウッド投手、イバン・ノバ投手の名前を挙げている。しかし、ヒルとウッドは故障を抱えており、来季投げられるかどうかは未知数。ノバは今季11勝12敗、防御率4.72とエース級とは言えない成績を残している。そのため、FAからトレードに方向転換する可能性を指摘している。

 また、6年ぶりのポストシーズン進出を目指すエンゼルスのエップラーGMは大胆な動きも見せた。記事では「ソースによると、ザック・コザートの契約を捨てるために、ウィル・ウィルソンを彼と共にジャイアンツにトレードに出した」と紹介。“不良債権化”したコザートの契約を引き取ってもらい、補強のための資金を確保するために、今年のドラフト1位で指名した有望株のウィルソンを犠牲にしたということだ。

「アデルをトレードに出すことはないだろう」と予想、21歳有望株は放出も…

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