鷹・杉山は現状維持の1200万円 甲斐野ら同期の活躍に「悔しさは倍あった」
プエルトリコWLで収穫も「今年ぶれていたフォームが固まった
ソフトバンクの杉山一樹投手が26日、ヤフオクドーム内の球団事務所で初めての契約更改交渉に臨み、現状維持の1200万円でサインした。(金額は推定)
即戦力として期待されたルーキー右腕は右肩の不調で出遅れ、9月7日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で1軍デビュー。1軍では2試合4イニングの登板で防御率9.00という結果に終わり、杉山は「いいスタートを切って、悪いところも出て、たくさん経験させてもらいました」と1年目のシーズンを振り返った。
オフには田中正義投手らとプエルトリコのウインターリーグに派遣され「日本の野球と違うところも経験できた。(その経験を)来年必ず生かしたい。四死球も多かったが自分がやりたいことをやらせてもらった。今年ぶれていたフォームが固まったのがうれしい」と手応えを口にする。
甲斐野央がシーズンを通した活躍を見せ、泉圭輔もプロ初勝利を挙げた。同期投手の活躍に「同期が活躍するのはうれしかったです。でも、悔しさは倍ありました」と正直な気持ちを吐露。そのうえで2年目は「開幕1軍。中継ぎとして50試合投げたい」と挽回を誓った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)