ソフトバンクが作る日本初の“滑り台”が凄い 全長100M、製造会社に潜入取材
ヤフオクD横に建設中の自社ビルの壁面に設置される全長100メートルのスライダー
ソフトバンクがヤフオクドームの隣接地に建設中の自社エンターテインメントビル「E・ZO FUKUOKA(イーゾ フクオカ)」。来年5月以降のOPENを目指し、建設工事が進められている。「HKT48劇場(仮称)」や、革新的な「食」のエンタメを提供するフードホールなど、様々なアイデアが詰め込まれている施設となる。
様々な新しいエンターテインメントが詰まる「E・ZO FUKUOKA」の中でも“目玉”の1つとなりそうなのが、地上40メートルから地上に一気に滑り降りる“スライダー”だ。全長100メートルにも及ぶ、このスライダー。建造物に付随した形は日本では初という、世にも珍しい巨大スライダーになっている。
公園遊具などの企画、設計、施工などを手掛ける「タカオ株式会社」によって製造された日本初のスライダー。「E・ZO FUKUOKA」への取り付け工事は12月19日にスタートし、既に直線部分は完了、ひと目見ただけでスケールの大きさが確認できる。Full-Countはこのスライダーを作った「タカオ株式会社」の本社と工場に潜入。その全容をレポートする。
スライダーは全長100メートルに及び、最大斜度22度(予定)で円筒形となる。スタートしてからの50メートルはほぼ直線。この部分のスライダーの下半分がステンレス製、上半分が透明なポリカーボネート樹脂でできており外景が見渡せる。地上40メートルからヤフオクドームや福岡市内の景色を見ながら、滑り下りることができる。
景色や空を眺めながら50メートルを滑ると、後半の50メートルは螺旋状となる。この50メートルはステンレス製の円筒形に。周囲の景色は見えなくなるが、LED照明を用いた光の演出でスピード感や疾走感を感じさせる仕掛けなどが施されることになるという。
スタート地点は地上約40メートルでヤフオクドームの屋根部分とほぼ同じ高さ。ヤフオクドームや福岡の街並みを見渡すことができる。竜骨部分には免震装置も設置されており、安全対策もしっかりと施されている。
既に直線の50メートル部分の取り付けは終了し、今後は螺旋状の残る50メートル部分の取り付けが進んでいく。現在、ヤフオクドーム付近では、その取り付けられたスライダーの姿を目にすることができる。福岡の新たな新名所となりそうな「E・ZO FUKUOKA」と、この日本初スライダー。完成のときが楽しみだ。