日ハムの2010年代を支えた助っ人は? “寿司男”レアードにメジャー活躍中の救援右腕も

レアードは来日2年目の16年に39本塁打を放って本塁打王、日本一に貢献した

○アンソニー・バース投手

 2016年にレンジャーズから加入。先発、中継ぎとフル回転すると日本シリーズでは5試合に救援登板して無失点で3勝。第6戦では1点リードの8回に打席に立つと貴重なタイムリーを放った。1年で退団後は古巣レンジャーズとマイナー契約。2017、18年はメジャーでの出場機会に恵まれなかったが、今季はマリナーズで44試合に登板し、2勝4敗5セーブ6ホールド、防御率3.56とブレーク。来季はブルージェイズでプレーする。

○クリス・マーティン投手

 2016年にヤンキースから加入。2016年は52試合で21セーブ19ホールド、防御率1.07と活躍してリーグ優勝に貢献。2017年も40試合で1セーブ29ホールド、防御率1.19の成績。2年間のWHIP(1イニング当たりの安打、四球の走者数)0.67と、走者をほとんど出さない圧巻の投球が際立った。2018年にメジャー復帰すると、今季は58試合に登板して4セーブ12ホールド、防御率3.40。ブレーブスと2年総額1400万ドル(約15億2000万円)での再契約を掴み取った。

○ブランドン・レアード内野手

 ナショナルズ傘下から2015年に加入。1年目の2015年から34本塁打を放つと、2016年には39本塁打で本塁打王を獲得。日本シリーズでは3本塁打を放ってMVPに輝き、日本一に貢献した。在籍4年間で131本塁打を放った長打力と安定した三塁守備に加え、寿司を握るポーズでファンに愛された。今季からはロッテに移籍して32本塁打を放った。

 2010年代前半はウルフ、ケッペルが先発ローテーションとして活躍。2012年には、2009年に27本塁打を放ったスレッジが3年ぶりに復帰したが5本塁打に終わった。2013年はアブレイユが本塁打王を獲得。2016年はメンドーサ、バース、マーティン、レアードの助っ人全員が活躍して日本一。レアードは本塁打王、日本シリーズMVPに輝いた。

 来季に向けては新助っ人としてMLB通算127試合登板のドリュー・バーヘイゲン投手、前巨人で昨季メジャー20発のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手を獲得。王柏融外野手は田中賢介氏の背番号「3」を受け継いだ。助っ人選手の活躍に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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