「宮国カメラ、サイコー」 大反響だった巨人の「胴上げカメラ」の舞台裏
長身のG宮国椋丞投手がカメラをつけて参加した
今まで見たことのないような映像は、後にテレビ局のスポーツニュースなどでも使われた。9月21日のセ・リーグ優勝決定試合となった横浜スタジアムで、宙に舞った原監督の様子をファンは選手目線で感じることができた。長身の宮国椋丞投手が頭に小型カメラを装着し、撮影していたからだ。球団公式インスタグラムにアップした映像は希少価値、クオリティーの高い映像となった。
ファンからの評判もよく「宮国カメラ、サイコー」「まるで自分もグラウンドの中にいるかのような臨場感」とコメントが寄せられた。実はこの日、宮国は登録抹消され、ロッカーで戦況を見守っていた。そこで球団スタッフが宮国に相談をした。
「胴上げの瞬間にカメラをつけてほしいという思いがあるのですが、撮影を気にするがために、胴上げを楽しめなかったら申し訳ないという思いもある」
宮国は“僕で良ければ……”と即答してくれたという。カメラを装着するシーンから始まり、宮国が原監督の足元に行くという“ファインプレー”で臨場感たっぷりの映像に仕上がった。ファンのために「いつかやりたいと思っていた映像」がSNSで届けることができたことに喜びを感じていた。