4年ぶりBクラス、鈴木&大瀬良が活躍、ドーピング騒動も… 2019年の広島10大ニュース
永川と赤松が引退、緒方監督が退任し佐々岡新監督に
○永川勝浩投手と赤松真人外野手が引退、ともにコーチに就任
通算165セーブを挙げるなど守護神として活躍した永川と、2017年に胃がんの手術を受け、昨年実戦復帰を果たした赤松が現役を引退。来季からはコーチとしてカープをバックアップしていく。永川は2002年に自由枠で入団し通算527試合に登板し38勝42敗、165セーブ79ホールド、防御率3.46をマーク。赤松は2004年にドラフト6巡目で阪神に入団。2008年1月にFA移籍した新井の人的補償としてカープに移籍。通算868試合に出場し打率.249、21本塁打、144打点、136盗塁をマーク。2010年にはゴールデングラブ賞を獲得した。
○田中広輔内野手の連続フルイニング出場試合記録が止まる
リードオフマンとしてチームをけん引してきた田中が打撃不振で、6月20日のロッテ戦でスタメン落ち。2015年4月1日のDeNA戦から続けてきたフルイニング出場が、635試合で途絶えた。代打で出場し連続試合出場は継続したが、21日のオリックス戦に欠場し、そちらも636試合でストップ。2軍落ちもあり、ルーキーの小園海斗内野手が遊撃のポジションに就くことも多かった。
○緒方孝市監督が退任&佐々岡真司監督就任
4位に沈んだ今季終了後、緒方監督から退団を申し入れ受理された。緒方監督は1986年にドラフト3位で広島に入団し、2009年まで23年間、広島一筋でプレー。引退後も球団に残ってコーチを務め、2015年から監督に就任。球団史上初の3連覇を達成するなど、4年間の通算成績は715試合で398勝303敗14分、勝率.568。今季投手コーチの佐々岡氏が新監督に就任している。
○菊池涼介内野手が米挑戦も断念、広島と再契約
ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を表明していた菊池だが、期限を待たず、広島残留を表明した。今季は138試合に出場し、打率.261、13本塁打48打点をマーク。7度目のゴールデングラブ賞を受賞しており、広島にとっては来季の大きな“補強”となった。
○明治大・森下暢仁投手をドラフト1位で獲得
大分・大分商時代からU-18高校日本代表に選ばれた逸材で、大学4年春のリーグ戦を5季ぶりに制し、全日本大学野球選手権では38年ぶりとなる優勝を成し遂げた、最速154キロの大学NO1右腕。リーグ戦通算39試合登板し、15勝11敗、防御率2.49。当初は競合も予想されていたが、広島が一本釣りに成功。その完成度の高さから即戦力を期待されている。
(Full-Count編集部)