60発バレ、トリプル3山田哲、2000本宮本、ベテラン左腕石川…燕2010年代ベストナイン

山田哲は14年にレギュラー定着、史上初となる3度目のトリプルスリーを達成

【内野手】
捕手 中村悠平
一塁 畠山和洋
二塁 山田哲人
三塁 宮本慎也
遊撃 川端慎吾

 2010年代前半は相川亮二捕手(現巨人コーチ)が主にマスクをかぶったが、中盤、後半は中村が正捕手に。15年には自己最多の136試合に出場。チームを優勝に導き、ベストナイン、ゴールデングラブ賞などを受賞した。畠山は2010年から6年連続2桁本塁打を放つなど、通算128本塁打。リーグ優勝した15年には打点王(105打点)にも輝いた。12年、15年はゴールデングラブ賞も受賞。今季限りで引退した。

 山田哲は4年目の2014年にレギュラーに定着し、打率.324をマーク。15年には打率.329、38本塁打、34盗塁で自身初のトリプルスリーを達成。16、18年にも達成し、史上初のトリプルスリー複数回達成者となった。今季も開幕から33連続盗塁成功、さらに昨季から合わせると38連続盗塁成功というNPB記録を作った。

 2008年途中に遊撃から三塁にコンバートされた宮本は10年に三塁手として初めてゴールデングラブ賞を獲得。12年まで3年連続で受賞した。(遊撃手時代を含めると10回)。11年にはリーグ3位の打率.302をマーク。12年5月には41歳5か月で通算2000安打を達成した。攻守で長くチームを支え、13年限りで現役引退した。

 2010年前半は遊撃手を務めていた川端を遊撃手で選出したは。優勝した2015年には打率.336、195安打、8本塁打、57打点で首位打者、最多安打の両タイトルに輝き、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。近年は怪我との戦いだが、存在感は際立つ。

【外野手】
ウラディミール・バレンティン
雄平
青木宣親

 バレンティンは2011年からヤクルトに所属し、初年度から31本塁打を放つ活躍を見せ、本拠地で初めてのクライマックス・シリーズ進出にチームを導いた。12年はファーム落ちを経験しながらも、2年連続本塁打王。2013年にはNPB記録の60本塁打を放ち、3年連続の本塁打王。今季も33本塁打を放ち、93打点、打率.280をマーク。シーズン後に退団した。

 雄平はプロ入り時は投手だったが、2010年代に入って野手に転向。14年には141試合に出場、打率.316、23本塁打96打点を挙げて外野手としてベストナインに選ばれた。1勝以上挙げた投手でシーズン20本塁打を記録したのは、プロ野球4人目で球団初の出来事だった。

 青木は2005年から6年連続で打率3割を超え、11年まで7年連続でベストナインに選ばれた。10年には05年に続いてシーズン200安打を達成。最終的には209安打まで伸ばした。シーズン打率は.358で自身3度目の首位打者に輝いた。12年にMLBに挑戦して7球団を渡り歩き、18年にヤクルトに復帰。今季も打率.297、16本塁打58打点をマークするなどベテランとして今もチームを引っ張っている。

【監督】
真中満

 2015年に小川淳司監督からバトンを受けて就任。1年目に76勝65敗2分で14年ぶり7度目のリーグ優勝を達成した。クライマックス・シリーズでも巨人を下して日本シリーズに進出した。

(Full-Count編集部)

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