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「偉大な存在」筒香なきDeNAの未来は? 山崎、今永、伊藤光らが描く2020年

DeNAは2019年シーズンで21年ぶりの2位という好成績を収めた。しかし、選手の誰からも満足する声は聞こえてこない。リーグ制覇、そして、日本一が目標のチームにとってはクライマックスシリーズ(CS)1stステージ敗退の結果では物足りないはずだ。そんなリベンジを誓う2020年は、チームの精神的支柱であるキャプテン筒香嘉智外野手が抜けての1年目という大きな意味を持つ年でもある。

巨人の胴上げは横浜スタジアムで…2位の結果には満足せず「日本一を目標に掲げて」

 筒香の存在の大きさは誰もが口にするところで、プロ入りからその背中を見てきた山崎康晃投手も「色んな部分で引っ張っていただいた。大きい存在感がある」とその穴の大きさを語る。2018年にトレードで加入した伊藤光捕手も「存在感、発言力はベイスターズにとって偉大な存在」と話した。「でも、いなくても勝てるチームにならないと」。

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 昨年4月に10連敗と成績が落ち込んだ時期もあったものの、鬼門の交流戦で勝ち越し、9月初めには首位巨人とのゲーム差を2.5まで縮めた。優勝を狙って終盤ももがくDeNAは9月21日、本拠地・横浜スタジアムでM2の巨人と戦った。中盤まで2点リードで試合を進めたが、9回に山崎が同点に追いつかれ、延長10回のマウンドに上がった三嶋一輝投手が勝ち越し打を浴びた。

 目の前で胴上げを許す屈辱に、ナインはベンチで静まり返った。その様子を食い入るように見つめていた伊藤光は「優勝できなかったのは、ちょっとの差が大きな差になったこと。優勝したいですし、本当に小さなことが大きな結果になるとチームとしても学んだ1年だったと思う」とその悔しさを語った。

 山崎も「打たれた試合の方が思い出に残っている。今年(2019年)だったら近本にホームラン打たれて10連敗まで伸びた時とか、巨人に胴上げされた時が残っていますね」と今季を振り返る。「優勝に向けてあとわずか、悔しい思いも。来年に向けて貴重な経験をさせてもらったので、無駄にしないようにしたい。悔しい思いを糧に、日本一を目標にチーム一丸に戦っていきたい」。

 2020年は5年間キャプテンとしてチームをAクラスまで導いた筒香が抜けるのは大きな穴だが、埋められない穴ではない。山崎は「モニターを通して(筒香を)見て自分が刺激を受ける部分は本当に大きいと思う。筒香さんも言ってましたけど。“(DeNAは)ファミリーだから、アメリカに行ってもベイスターズの一員として”と。日本一を目標に頑張りたいなと思いますし、それが1番、筒香さんに良い報告になるんじゃないか」。遠くから見守り、遠くで奮起する筒香の姿が山崎にも、チームにも刺激となるだろう。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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