最下位から浮上目指すヤクルト、バレンティン抜けた4番は誰? 20年スタメンを予想

ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

村上が「4番・一塁」、大物助っ人エスコバーは下位打線で様子見か

 2019年は59勝82敗2分でセ・リーグ最下位に沈んだヤクルト。このオフには高津新監督が就任し、主砲として9年間に渡って活躍したバレンティンがソフトバンクに移籍したことでレギュラー争いが激しくなりそうだ。さらには2015年ア・リーグ優勝決定シリーズMVPにも輝いた大物助っ人のアルシデス・エスコバー内野手の起用法にも注目が集まる。ここではヤクルトの今季基本オーダーを予想してみたい。

1(中)坂口智隆
2(左)青木宣親
3(二)山田哲人
4(一)村上宗隆
5(右)雄平
6(遊)エスコバー
7(三)廣岡大志
8(捕)中村悠平
9 投手
開幕投手 小川泰弘

 バレンティンが移籍したことで外野が1枠空いたため、2018年から一塁に回っていた坂口を「1番・中堅」で起用した。昨季は開幕3戦目に受けた死球での骨折の影響もあり、22試合の出場で打率.125に終わったが、万全ならばレギュラー候補筆頭と考えていいだろう。また、2軍で打率.310、16本塁打、23盗塁の好成績を残した塩見、長打力に期待のかかる中山らもこの争いに割って入りたいところだ。

 4番には昨季、高卒2年目ながら36本塁打を放って新人王に輝いた村上。バレンティンの離脱中にはすでに4番を経験しており、さらなる成長も期待される。新加入の大物助っ人エスコバーは6番。メジャー11年間で2桁本塁打ゼロ、通算出塁率.293と強打が売りではないことから、まずは下位打線で様子を見たいところだ。

 最も激戦となりそうなのは三塁だ。昨季は10選手が守り、最も出場したのは太田の64試合だった。今季は太田に、エスコバー加入で遊撃から流れてくることになりそうな廣岡と西浦、三塁再挑戦の村上まで加わってくる。その中でも昨季は自己最多の91試合に出場し、打率.203だったものの出塁率.319、10本塁打と成長を遂げた廣岡を「7番・三塁」で起用した。開幕投手は昨季ローテーションを守った小川と石川の一騎討ちになるだろう。

(Full-Count編集部)

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