大谷翔平の獲得失敗を教訓に… 秋山争奪戦を制したレッズ首脳「1番目に動いたことが…」

一番最初に行った秋山との面談には監督、GMら4人が出席して熱意を示した

 さらにウィリアムズ氏は、こう振り返る。

「サンディエゴでのウインターミーティングでは、代理人から面談前日に連絡を受け、1番最初に面談したいかと聞かれました。多くの球団が彼と面談するが、資料を最初に送付するなど、現時点までの行動により、最初に面談することを選ぶ権利を与えます、と言われました。すぐにその機会に飛びつきました」

 そして面談の様子を語った。
  
「翌朝、デビッド(ベル監督)、ニック(クラールGM)、ロブ・フィドラー(環太平洋地域スカウティング部門長)と私は、1時間半ほど彼と話しました。ショウゴとの面談では、資料で説明し、街や施設の写真を見せ、我々が彼がレッズに来た方がいいと思う理由について多く話しました。代理人が仕切っていたわけではないので、自由に話せました。我々がどれほど彼を必要としているかということを伝える機会となりました」

 熱意が実って秋山と契約合意。マカリスター氏が「どのように通用すると見ていますか?」と問うと、ウィリアムズ氏は自信を持って答えた。

「NPBとMLBはレベルが違いますが、多くのことが通用すると思います。直観、リアクションタイム、守備、打席でのアプローチ、辛抱強さ。彼はそうしたものを持っていて、長い実績があり、通用すると思います。5年連続で143試合に出場し、3年連続でポストシーズンに進出しました。彼の安定性を示しています」

 西武で安定して成績を残し続けた秋山。レッズ首脳はMLBでも同じようなパフォーマンスを発揮できると確信しているようだ。

(Full-Count編集部)

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