BC栃木入り成瀬善久が入団会見で生涯現役宣言 「純粋に何歳になっても投げ続けたい」

栃木ゴールデンブレーブスへの入団会見に臨んだ成瀬善久【写真:編集部】
栃木ゴールデンブレーブスへの入団会見に臨んだ成瀬善久【写真:編集部】

本拠地を置く小山市出身「ファン、地元の人に野球っていいなと魅力を伝えられれば」

 ルートインBCリーグ・栃木への入団が決まっていた成瀬善久投手が15日、小山市内で入団会見を行った。地元に戻り選手兼ピッチングコーチとしてユニホームを着ることになった左腕は「投げれるだけで幸せ。早く投げられる状態に持っていきたい」と語った。

 昨年のシーズン終了後にオリックスから戦力外通告を受け次なる舞台に選んだのは地元の球団BC栃木だった。会見に挑んだ成瀬は「地元の球団に入団でき感謝しかない。この先を野球を続けられることは感謝しかない」と喜びを口にした。

 栃木が本拠地を置く小山市出身の成瀬は、市内の中学校を卒業後、名門・横浜高に進学し、甲子園にも出場。2004年からロッテで活躍し、2007年には最優秀防御率に輝き10年には日本一を経験。2015年からはヤクルト、昨季はオリックスでプレーし、NPB通算255試合で、96勝78敗、防御率3.43の成績を残している。

 生まれ育った地元でプレーすることに関しては「野球を見せる意味では小山でやるのは中学校以来。野球やることは変わらない。ファン、地元の人に野球っていいなと魅力を伝えられれば」と意気込んだ。

 今後のプランについては「体を仕上げていくことが前提。選手でもありコーチでもある。選手としては監督が言ったところで投げる。どこで投げたいとかない。本当に投げれるだけで幸せかなと。投げられる状態に早くもっていかないといけない」と力を込めた。

 NPBへの復帰は本人も厳しいと感じているようだが「NPBでは厳しいかもしれないが、選手として投げさせもらえるなら投げ続けたい。純粋に、何歳になっても。プレーヤーとしてやっていきたい」と、現役としてのこだわりも口にしていた。

(工藤慶大 / Keita Kudo)

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